何事?【??睦月】 ページ39
エイプリルフールネタです。○○な睦月くんです。
「……何事?」
目の前にはもふもふな耳をつけた睦月くん。具体的には、兎の耳。
「A〜。おかえり。えへへ、なでなでして〜」
「えっ、うわっ!?」
睦月くんは私に飛びついてくる。もちろん、耳が生えてる以外は睦月くんと同じだ。大きいからだが私に寄り付いてぎゅーっと抱きしめてくる。
「えへへぇ……あったかい〜♡」
「ちょ、ちょっと待って睦月くん!?なんで耳なんて生やしてるの……!?」
「?どういうこと、A。耳って……あ、もしかしてこれのこと〜?」
ちょい、と睦月くんは頭に生えている耳をつまむ。
「そんなに不思議そうにしなくても〜。だっていつもの事じゃん。」
「いつもの事!?いやいつもの睦月くんはうさ耳なんて生やしてないよ!?」
「……もう。Aってばノリわる〜い。今日は何の日か知ってる?」
「なんの日、って……も、もしや……」
スマホを見ると、4月1日。エイプリルフールだ。
「えへへ〜。エイプリルフールだからAの大好きなうさぎさんになってなでなでしてもらおうと思って〜。」
「……いや、言ってくれれば撫でるよ?」
「言っても撫でない時あるもん!」
「それは何かしら用事があるときで……!」
反論虚しく、私はそのままリビングに連れていかれた。ソファに下ろされると、そのまま覆い被さるように上に座られた。
「……随分大きなうさぎさんだね。」
「大きくて悪いことはないよね。はい、これで逃げられないから俺のこといっぱいなでなでしてね〜。」
逃げ道を絶たれ、仕方なく撫でる。頭、頬、首や肩。目につくところをとにかく両手でわしわし撫でた。目を細めてうっとりした様子の睦月くんは、どちらかというと猫だった。
「ん〜……きもちぃ……もっと撫でて〜。」
「……いつまですればいいの?」
「俺の気が済むまで!」
「え、それ本気?」
「うん。だってAが、今日はエイプリルフールだって気づいてくれなかったから。ちょっとしたおしおき。」
その後、本当に気が済むまでひたすら撫でさせられまくった。まあ、彼の真意に気づけなかった私にもまあまあ非があったのかもしれないし、今日くらいはいいのかもしれない。
何事?
「本当はうさぎってことにかこつけてもっと凄いことしたかったんだけどね〜」
「……え、それってどういう……」
「え〜、それを知りたいなんて、Aってばへんた〜い。」
「いや、ほんとにどういうこと!?」
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時雨(プロフ) - おもちさん» おもちさんこんばんは!性癖に刺さったようで嬉しいです!自己満小説ですが今後ともぜひともよろしくお願いします!リクエスト承知致しました!近日中に確実にアップ致しますね! (2019年10月2日 22時) (レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 微ヤンデレ睦月びっくりするくらい性癖に刺さりました、、新米プロデューサーが夢女で星夜と休日に二人でお出かけに行くお話が見てみたいです!その時点では付き合ってないとより私得です。お時間がある時で結構ですので楽しみにしてます!! (2019年10月2日 22時) (レス) id: 3791096174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2019年8月29日 0時