息抜き俺得短編集【アイチュウ】

つづきのつづきとこばなし ページ38

何が起こっているのか全くわからなくて挙動不審になっていたけど、不意に皐月くんが睦月くんから私の手を奪ってそのまま自分の方に引き寄せたのでそのまま現実に引き戻された。

「睦月ばっかり見んなよ……オレだって、オレだってAのことが好きなんだからさ。」
「皐月くんも……？」
「当たり前じゃん！ずっと……昔っから好きなんだよ！……正直、睦月と一緒。幼なじみとか言ってらんないし。」

睦月くんも背中に密着してくる。ふたりぶんの吐息が首にかかってくすぐったい。……そして、嫌でも2人が成長したことを、昔と同じじゃいられないことを思い知らされる。

「ねぇ、Aは俺と皐月、どっちを選ぶ？」
「どっちも、っていうのでもいいけど？」

ああもう、私はどうすればいいんだろう……



ハッピーバレンタインでした！！！(大遅刻)
睦月にゃんこと皐月にゃんにやられ、睦月くんからチョコを貰ってやられ、色々情報過多で死にかかってたところです。双子ちゃんきゃわゆい……推せる……

さてさて、バレンタインに選んだ夢主ちゃんは幼なじみなAさんです。仲良し加減も良好で、昔から付き合いがあって……そんな中であっちから逆チョコが飛んできてどうすればいいのか迷ってるってシチュエーションがとってもエモいなと思って文字に起こした次第でございます。

双子ちゃんが逆チョコを渡すなら、睦月くんは当然手作りとして皐月くんは睦月くんに教えて貰いながら作るか既製品かで迷ったんですけど「睦月と争ってるのに睦月から教わるのはなんか癪だし！」とか思ってそうなので買わせました。でもクオリティは同じくらいだと私が嬉しいな……もちろん睦月くんの料理の腕が上手いのでそういうことです。

ちなみにこのお話は最長の4話編成でした。なんと、これを書いていて気づいたのですが気づけば38話も書いているのです……これは続編が近いということを暗に示しております……妄想まみれの短編集ですが今しばらくお付き合いいただければ幸いです。これからもどうぞよしなに……

何事？【？？睦月】→←つづきのつづき

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す