検索窓
今日:9 hit、昨日:39 hit、合計:4,888 hit

バレンタインはあなたの心で【双子】 ページ35

皐月明日バレンタインだけど、もちろんチョコくれるよな?

当たり前のように幼なじみからチョコの催促が飛んできた。まあ、この子はチョコ好きだし初めから作る気ではいたけど……

Aうん、もちろん。明日持っていくね。

私がそう返信すると皐月くんは踊ってる死神のタコのスタンプを送ってきた。そういえばこのスタンプお気に入りだったな。


さて、そろそろ作ろうか。キッチンに移動している途中にぴこん、とLIMEの通知。見てみるともう1人の幼なじみからだった。

睦月Aにチョコ作ったよ。明日渡しに行くね。

Aえ、睦月くんも作ってくれてたの?私も作るから明日渡しに行くよ。睦月くんはお家にいてね。

睦月くんもチョコを作ってくれていたらしい。曰く、今流行りの逆チョコに乗ってみたらしい。
私も作るから渡すと返信すると、睦月くんも同じように喜んでいるコックの海賊のスタンプを送ってきた。同じタイミングで好きなスタンプ使ってくるあたり、2人ともそっくりだ。

おもえば、チョコを渡すのは毎年してるものの、始めたのは幼稚園のときだった。あの時は既製品だったけど、2人とも喜んでくれたっけ。ホワイトデーのお返しも律儀に貰ってしまって申し訳なくなってしまった記憶がある。

『おかえし……だいじょうぶなのに。』
『いいの!Aからもらったチョコすごくおいしかったし!』
『Aとこれからもずっといっしょにあそびたいから……』

その時からずっと仲がいい。男と女だけど、特に大きな喧嘩もせずにここまでやってこれてる。そう考えると2人には感謝しかないなぁ。

「チョコ、頑張って作ろうかな。」

私は早速お菓子作りに取り掛かることにした。


「……や、やばい」

学校が終わってから作り始めてはや数時間。ようやく完成したものの相当疲れてしまった。例えるならぐるぐる目。

「終わったけど……ぉ……」

作り終わったものを冷蔵庫にしまい、私はソファに沈みこんだ。時計はてっぺん回って既に1時が近い。

「あとで……ベッドいくから……」

そんなふうにうわ言のように呟いて目を閉じた。まあわかる通りこのあと朝まで私は寝通してしまった。

つづき→←続きの続きというか入り切らなかったお祝い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:アイ★チュウ , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

時雨(プロフ) - おもちさん» おもちさんこんばんは!性癖に刺さったようで嬉しいです!自己満小説ですが今後ともぜひともよろしくお願いします!リクエスト承知致しました!近日中に確実にアップ致しますね! (2019年10月2日 22時) (レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 微ヤンデレ睦月びっくりするくらい性癖に刺さりました、、新米プロデューサーが夢女で星夜と休日に二人でお出かけに行くお話が見てみたいです!その時点では付き合ってないとより私得です。お時間がある時で結構ですので楽しみにしてます!! (2019年10月2日 22時) (レス) id: 3791096174 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時雨 | 作成日時:2019年8月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。