つづき ページ33
飲み物を取りに行こうとしてソファを立とうとすると睦月くんがやんわり引き戻してお茶を汲んで来てくれたり、お腹がすいたなと思ったら睦月くんが手早く何かを作ってくれたりした。
「……なんか、申し訳ないよ……」
「ふふ、そう？Aはもっと色々してくれるから俺ももっともーっとAに色々してあげたいなって思ってるよ？」
「これ以上お世話されたらダメ人間になっちゃうよ……」
それくらい、睦月くんは私の考えていることをピタリと当てては先回りして色んなことをしてくれる。ダメ人間になりそう、そう思うくらい手際がいいし、心地いい。
私がそう言うと、隣に座っている睦月くんはもっと距離を詰めて座ってきた。
「……ダメ人間になってもいいよ？俺、Aならいくらでもお世話してあげる。」
「そんなことになったら私睦月君無しじゃ生きられなくなっちゃわない？」
ふざけてそう返したつもりだったけど、睦月くんの顔は真剣だった。場違いとも取れる真剣な顔に少しびっくりした。
でも、すぐに睦月くんの表情は緩んで、嬉しそうに微笑んだ。
「やっぱり、Aはそう言うと思ってたよ〜。えへへ、でもAをお世話するのもいいかもって思ったのはほんとのことだよ？」
「じゃあ、これから適度にお願いしてもいい？」
「うん！……あ、実はケーキ作ってるんだ。Aと一緒に食べようと思って。」
睦月くんのケーキか。料理上手な彼のことだからきっと美味しいんだろうな。私は迷うことなく賛成し、今までお世話されていた分働こうと思い、ケーキを切り分けるためにキッチンに向かった。……ちょっと新鮮だったけど、とっても素敵な一日だなぁ、今日は。
ねぇ、気づいてた？俺、もうとっくの昔にAなしじゃ生きられないようになっちゃってるんだよ？もちろん皐月も大事だけど……Aはまた別。Aは俺の特別。だから、Aも俺なしじゃ生きられなくなって欲しい。そして、いつか2人でずっと一緒に暮らせたら……それってすっごく幸せな事だと思うんだ。
「A……だいすき。」
ケーキを切り分けるAの顔がチラッとだけ見えた。……なんだか、Aが奥さんみたいだった。また一日思い出が増えたような気がして胸がいっぱいになった。
最高の誕生日をありがとう、A。
続きの続きというか入り切らなかったお祝い→←しあわせを、きみのとなりで。【枢木睦月】
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時雨(プロフ) - おもちさん» おもちさんこんばんは！性癖に刺さったようで嬉しいです！自己満小説ですが今後ともぜひともよろしくお願いします！リクエスト承知致しました！近日中に確実にアップ致しますね！ (2019年10月2日 22時) (
レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 微ヤンデレ睦月びっくりするくらい性癖に刺さりました、、新米プロデューサーが夢女で星夜と休日に二人でお出かけに行くお話が見てみたいです！その時点では付き合ってないとより私得です。お時間がある時で結構ですので楽しみにしてます！！ (2019年10月2日 22時) (レス) id: 3791096174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2019年8月29日 0時
