検索窓
今日:23 hit、昨日:0 hit、合計:4,863 hit

かわいがりのさくりゃく【枢木睦月(幼)】 ページ27

ショタ好きだねとか言われそう。時間軸は付き合って数ヶ月、ってとこです。

夏が近づいて、毎日のように睦月くんはうーうー唸っている。暑い暑いだとか、Aどうにかしてだなんて。暑いと言う割には私にべったりくっついて離れない。いつも思うけど、睦月くんはご機嫌ななめだといつにも増してわがままキングの甘えん坊になる。
そしてそんな初夏の日が続くある日だった。

いつものように麗さんと同じルートで登校して、正門をくぐる。

「それではここで。あんまり柚希さんに迷惑かけちゃダメですよ、麗さん。」
「わかってるよ、Aちゃん。それに俺がしてることは護衛だから大丈夫!じゃあね!」

護衛とはなんなんだろう。ちょっとジト目で麗さんの後ろ姿を見つめていると、後ろにえらい圧迫感を感じた。

「Aちゃ〜ん♪」
「うわああっ!?校長!?お、おはようございます!?」
「驚いてるのに挨拶はするなんて、律儀だねぇ。おはよう、Aちゃん。それより見せたいものがあるからついてきて欲しいんだ〜」

呑気に挨拶をする校長に、少し苦笑いをしたけれど言われるままについて行くことにした。というか校長、暑くないのかな……


「あの、どこに向かってるんですか?」
「うふふふ〜。内緒だよ。」

ずんずんと進んでいくけれど行先は不明。一体どこに向かうというのか。
そして、とある一室の前で校長は止まった。扉の前には皐月くんと澪くん。

「あ、A!おはよう!」
「澪くん、おはよう。皐月くんも。」
「もう、遅いし!睦月が今ちょっとピンチなのにさー。」
「え、睦月くんが?」

澪くんが私に手を振りながら駆け寄ってくる。それに挨拶を返すと、皐月くんが私と澪くんの間に入る。

「睦月ってば、僕の黒魔術に間違ってかかっちゃったんだ。本当はエヴァ様を可愛くするつもりだったのに……」
「か、可愛く?」
「とにかく、健康状態がどうとかそういうのは影響ないから。Aが睦月の相手してあげてね。」
「こ、校長……見せたいものって、つまり……」

今校長を見ると表情の読めない顔が無性に腹立たしくなる。リュカくんの気持ちが何となくわかる。

「さ、早く入っちゃおうね〜。2人はそろそろホームルームが始まるから教室に行ってね。じゃ、おいらはこの辺で!」

ドアをあけられ、背中を押された。校長越しに見えた澪くんは、少し笑っているような気がした。

つづき→←幸せ Next to you!【枢木皐月】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:アイ★チュウ , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

時雨(プロフ) - おもちさん» おもちさんこんばんは!性癖に刺さったようで嬉しいです!自己満小説ですが今後ともぜひともよろしくお願いします!リクエスト承知致しました!近日中に確実にアップ致しますね! (2019年10月2日 22時) (レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 微ヤンデレ睦月びっくりするくらい性癖に刺さりました、、新米プロデューサーが夢女で星夜と休日に二人でお出かけに行くお話が見てみたいです!その時点では付き合ってないとより私得です。お時間がある時で結構ですので楽しみにしてます!! (2019年10月2日 22時) (レス) id: 3791096174 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時雨 | 作成日時:2019年8月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。