つづき ページ20
どんなことをすればいいのか分からない。ここまで年の離れた弟もいないし、昔のふたりとどんな遊びをしていたかも覚えていない。
「何する？」
「Aとさつきといっしょならなんでもいいよ」
「オレ、Aのはなしききたい！」
「わ、私の！？特にこれといってないよ……？」
なんと、皐月が私の話が聞きたいと言い始めた。なんでいきなりそんなことを言い始めたんだろうなぁ……？
「なんでもいいから！きかせて！」
「なんでもいいって……うーん……そうだなぁ……」
この子達は小さいとはいえ皐月と睦月だ。もし元に戻った時に記憶が残ってて茶化されるのはあまり好きではない。……でも、きっとそんなことは無いよね。この時にやった事も多分ほとんど忘れてると思う。……思うだけだけど。
「そう、だなぁ……じゃあ、私が2人にどう思ってるかの話でもいいかな。」
「うん！ききたい！」
「おれもしりたい！」
……よし。覚えてないとタカを括っておこう。
「私はね、昔から二人と一緒にいて楽しいことも辛いこともあったよ。みんなで遊園地に行ったり、皐月にイタズラされて泣いちゃったこともあったかな……でもね、それでも私は二人が大好きだよ。だって大切な幼なじみなんだもん。何よりも優先したいと思ってるよ。」
私は2人に対して抱いていた思いを全てうちあけた。大好きで大切な幼なじみに、心の底から。上手く伝わったかはわからないけど、普段言うのは小っ恥ずかしい、私の素直な心。
私が言い終わって少ししたら、二人ともぼろぼろと涙を流し始めた。
「だ、大丈夫！？どうしたの……？」
「A、A……！オレもAのことだいすき……！」
「これからもずっといっしょにいてね、A……？」
泣きながら、ぎゅうぎゅうと苦しいくらいに抱きつかれた。こんなに嬉しい苦しさってあるんだな……
「！？」
目を開くとそこは家のリビングだった。起き上がろうとすると、両手を誰かに掴まれているのに気づく。その瞬間、同じタイミングで引き戻され、床に逆戻りする。
「へぇー？Aってば、そんなにオレたちのこと好きなんだ？」
「さ、皐月！？睦月も！？」
「目が覚めたら隣でAがにこにこしてるからね。寝言聞いてたら俺たちのことが大好きって言ってるから。」
つ、つまり、さっきのは夢！？しかも寝言言ってたなんて……！
「は、恥ずかしいから忘れて！」
「嫌だし！Aー！もう1回好きって言えよ！」
→
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時雨(プロフ) - おもちさん» おもちさんこんばんは！性癖に刺さったようで嬉しいです！自己満小説ですが今後ともぜひともよろしくお願いします！リクエスト承知致しました！近日中に確実にアップ致しますね！ (2019年10月2日 22時) (
レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 微ヤンデレ睦月びっくりするくらい性癖に刺さりました、、新米プロデューサーが夢女で星夜と休日に二人でお出かけに行くお話が見てみたいです！その時点では付き合ってないとより私得です。お時間がある時で結構ですので楽しみにしてます！！ (2019年10月2日 22時) (レス) id: 3791096174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2019年8月29日 0時
