死んでも離さない【枢木皐月】(ヤンデレ、キャラ崩壊注意) ページ13
(双子のガチヤンデレ一編ずつ書きたいので書きます。お付き合いくださると嬉しいです夢主ちゃん死んだりはしないのでご安心を！)
もうここに閉じ込められてどれくらい経ったかな。光が窓から射していて明るい、暖かい部屋の中。皐月くんはついこの間辺りから自分の部屋に私を閉じ込め始めた。
初めの方は比較的拘束されることもなく脱走という形で外出できたが、逃げ出す度に皐月くんに酷く怒られ、泣かれた。
どうして閉じ込められたのか、心当たりも全くない。悪い事をした記憶もない。とはいえ、逃げ出すとそんなことになる以外は全く実害もなく、学校から帰ってくる度に子猫のように甘えてくる。コロコロと変わる表情にも変化はない。
だがさすがにここまで私を部屋の外に出したがらないのは怪しい。何かあるのかな。もしかして、浮気……？
そう思って、私は今日、皐月くんが帰ってきたらそのことについて聞くことにした。
下の階からドアの開く音がうっすら聞こえて、2人分の足音が聞こえる。帰ってきたようだ。
程なくしてこの部屋の扉が開く。
「おかえり、皐月くん。」
「ただいま！へへっ、Aー！」
いつもと変わらない表情に少し安心をしたものの、最近の皐月くんはやっぱりどこかおかしい。皐月くんが帰り道にお菓子を買ってきてくれたみたいで、それを二人で食べながらたわいも無い話を続ける。
私は、思いきって気になっている例のことを聞いてみた。
「……ね、皐月くん。」
「ん、どしたの？」
「私、なんでこの部屋から出ちゃいけないの？私も外に出たいよ。」
遠回しに伝えてもなににもならないと思ったので、皐月くんの目を見てしっかり伝える。すると、その言葉を聞いた皐月くんの顔がすぐに陰った。
そして、真剣な顔……いや、違う。表情の消えた顔で、私を見つめた。見たこともない怖い顔だ。怒っても、笑っても、焦ってもいない。あれほど顔に出やすい皐月くんが。
「そんな事言うなよ、A。オレ、Aを外に出して失う方がよっぽど嫌だ。」
「……」
声が震えている。目もどこか虚ろで、私の肩を掴んでいる手も震えている。
しかし何を思ったのか皐月くんは私の肩から手を離し、おもむろに立ち上がり、棚を漁りながらこう私に伝えた。
「でも、いつかAがそんなこと言うって分かってたぜ。だから……」
「皐月く……っ！？」
皐月くんが手に持っていたのは、鎖で繋がれた首輪だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時雨(プロフ) - おもちさん» おもちさんこんばんは！性癖に刺さったようで嬉しいです！自己満小説ですが今後ともぜひともよろしくお願いします！リクエスト承知致しました！近日中に確実にアップ致しますね！ (2019年10月2日 22時) (
レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 微ヤンデレ睦月びっくりするくらい性癖に刺さりました、、新米プロデューサーが夢女で星夜と休日に二人でお出かけに行くお話が見てみたいです！その時点では付き合ってないとより私得です。お時間がある時で結構ですので楽しみにしてます！！ (2019年10月2日 22時) (レス) id: 3791096174 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨 | 作成日時：2019年8月29日 0時
