パン７０個 ページ20
なんか色々注意⚠
＊
姫野さんはデンジくんの顔を両手で包み込みながら唇を重ねる。その際、何度も角度を変えながら舌を絡めて...
｢ん、...｣
『っ！』
ふとデンジくんと目が合う
その瞬間急激に恥ずかしくなり身体が固まる。持っていたスプーンを落としてしまい、落下音がやけに耳に響いた。
思ったよりも生々しいキスで体がゾワゾワする。見続けることもできず、その場に顔を伏せてしまった。
『、...っ......』
熱が出たのかと錯覚するほど身体が熱い。
どうしようもなく自分の太ももを見つめていると突如周りが騒がしくなる。気のせいか嗚咽も聞こえた
誰かの手が優しく頭に乗っかった
『え...』
｢Aさんそのまま、今絶対に顔上げるな｣
『え、え...？』
｢アキそのままA押さえてろ！
姫野お前こっち吐き出せ！！｣
｢あはははは！｣
｢トラウマだなこりゃ｣
｢あらら...すいません何か拭くものを......｣
『...』
......気のせいか、少しだけツンと胃酸の香りがした、よう、な...
なんとなく察した、けど...え、タイミング、タイミングっていつ、えっ
｢マズイぞ！これはマズイぞ！あ〜あ！｣
｢え？｣
『え？』
｢デンジは口に入れた栄養になるものを飲み込むクセがあるんじゃ！！｣
パワーちゃんが笑いながらそんな事を言う
この言葉で今とんでもない事になっているんだと察した。そしてただひたすらにデンジくんが不憫だと思った。
先程の熱はもう既に無かった。
荒井さんがデンジくんをトイレに行かせたタイミングとお兄ちゃんとマキマさんが姫野さんの後処理を終わったのと同時に私は顔を上げた。
少し首が痛い
コベニさんの隣にいる女性も他の人と一緒にサポートしながら動いていた。
｢は〜、笑った笑った！｣
『...あの、何も出来なくてすみません』
｢気にしなくていいんだよ、Aちゃん
むしろ今気分悪くない？大丈夫？｣
『は、はい！』
｢いや、ほんとに...大人の醜い部分を見せちゃったね。｣
『あ、あはは...』
直接見た訳ではないからさほど体調が悪いとかは無いが、今はまだものを食べる気分にはならない...あはは
飲み物をちまちまと飲んだ。
＊
『アキさん、その...ありがとうございました...』
｢いや、こちらこそホントにすまん...｣
『あ、アキさんヘロヘロですね...』
＊
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柏餅 - まじで神すぎます！楽しみにしています!!! (11月25日 11時) (
レス) @page21 id: c21f6abdfc (このIDを非表示/違反報告)
小吉0927(プロフ) - とても面白いです！応援してます！ (5月14日 19時) (レス) id: 22a83ef8de (このIDを非表示/違反報告)
時茶豆 - お話すごく素敵で大好きです！作品楽しみにしてます！！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page10 id: 4cf5162543 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - なにこの小説めっちゃ好き (2023年1月11日 20時) (レス) @page9 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - はあ…好きです……毎日パン作るので結婚してください… (2023年1月5日 18時) (レス) @page8 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
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