パン６６個 ページ16
デンジくんの問いかけに一瞬驚くも、好きか嫌いかで聞かれるともちろんデンジくんは好きな人。
だから素直に『デンジくんの事？もちろん好きだよ！』と答えると、数人が場の空気から逃げようと飲んでいた飲み物を吹き出した。(主に男性陣)
姫野さんやコベニさん達はこれまた目を輝かせており、デンジくんはだよなァ！と上機嫌になっていた。
そこにパワーちゃんも乱入してきて、「わしの事も好きじゃろ！？」と叫ぶからもちろん！と答えるとデンジくんとなにやら言い合いになっていた。
......え、私なんか変なこと言った？？
言ってないでしょ！？
「おま、お前、...そうか、お前はデンジろう
『ん？うん、好きだよ！
...私別に変なこと言って無いよね？』
「いや、まぁデンジろうとAは年が近いもんな。仲良くなってくれて俺は...うん、嬉しいぞ」
「...あぁ(察)、そうですね。」
「「あ〜、なぁんだ〜」」
そんな会話があってか空気がまた元に戻る。
何故か腑に落ちないが串カツが冷めないうちに美味しく頂こう。...ん？何故かまたアキさんに頭を撫でられた。
...デンジくんも好きだけど、お兄ちゃんはもちろん、アキさんや姫野さん、ここにいる皆さん全員好き。
もそもそとご飯を食べ終えながらまたもやデンジくんに絡んでる姫野さんを見て、私はよからぬ事を想像してハッとしてしまう。
隣のアキさんの袖をクイッと引っ張ると、アキさんの耳元に顔を持っていきぽそりと問いかけた
『あの、もしかして私もキスされちゃいますかね...！？』
「...は？」
『あ、そのっ姫野さんに、キス、えっと...』
なんだか言ってる事が自意識過剰っぽくなってるが、わりと重要な問題だ。
ファーストキスの相手が女の人だからとかではなく、あまりそう言ったノリ(？)でファーストキスを失うのは避けたいのが本心だ。
...ちゃんと好きになった人としたいって言うのも夢、だし(※彼女は女子高生((ry
そんな私を見兼ねてか、アキさんは静かに答えてくれた。
「......俺が止める」
『え』
「先輩もいるし、大丈夫だと思う。が、まぁ何かあったら俺が止めるから、...だから、あー...その、キスは大事に取っとくんだ」
『...は、はい』
......なんか、こう、心臓爆発しちゃうかと思った...
アキさんの大人の対応？それがなんとも言えなくて、すごくドキドキしちゃった...
あ、デザートでこのパフェ頼むんだった！
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柏餅 - まじで神すぎます！楽しみにしています!!! (11月25日 11時) (
レス) @page21 id: c21f6abdfc (このIDを非表示/違反報告)
小吉0927(プロフ) - とても面白いです！応援してます！ (5月14日 19時) (レス) id: 22a83ef8de (このIDを非表示/違反報告)
時茶豆 - お話すごく素敵で大好きです！作品楽しみにしてます！！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page10 id: 4cf5162543 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - なにこの小説めっちゃ好き (2023年1月11日 20時) (レス) @page9 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - はあ…好きです……毎日パン作るので結婚してください… (2023年1月5日 18時) (レス) @page8 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
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