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忍者193 ページ11

食「おぉA!来たのか!」


潮「見てみろ!かの有名なお二方だぞ!!」


伊「すごいよねぇ、僕まさか人生で会えるなんて思っても見なかったよ」


立「学園長先生のご友人だそうだ」





フリーズしているAの近くにただいま大物を見て興奮している六年生たちが集まり声をかけてくる。

Aはギギギっ...と首を動かし辺りを見渡すと、他の学年もチラホラと目を輝かせながら自身の祖父母を見つめているのが目に入る。






『......』





そう、Aは大いに焦っていた。

バレた、もうダメだ。どうしてよりによって...などなど、内心放心状態もいいところだ。



しかし何より...あれほどバレないようにしてくれと頼んだのに堂々とバラしている祖父母に怒りも募っていた。






『ッ〜〜......!!』






わなわなとその場で少し震えると、Aはもはやバレるバレないなど関係なしに開き直り始める。



腹はくくった。もうこれで距離を置かれても知らない。最悪辞めればいい。







Aは考えるのをやめた。



Aの無反応に伊作や仙蔵は首を傾げ、大丈夫かなどと声をかける

しかしAはそれに返事をすること無く、次の瞬間手のひらで顔を覆う。
いきなりの行動に驚くも、文次郎と留三郎はその行動の解釈を誤る。






潮「その気持ちわかるぞ」


食「あぁ、天を仰ぎたくなるよな」




『...。』






違うそうじゃない

だが今のAには言い返す余裕もなく、ただ静かに息を吸う。



そして最後に下唇をグッと噛むと...








『っもぉ〜〜〜〜〜〜ッッ...!!!!』






そう声を上げ、顔から手を退けた。
Aの突然のその声に回りにいる生徒の視線はAに集まる。


顔から手を退けたAの表情は赤く染まっており、恥ずかしさ故か涙目にもなっていた。




誰かが突然の出来事にAに声をかけようとしたその時、Aの叫び声が菜園迷路全体に響き渡った。









『どうしてここで変装取っちゃうの!!

おじいちゃん(・・・・・・)おばあちゃん(・・・・・・)のバカァ!!』








頬を膨らませながら数メートル先で笑い合う二人に向けて放たれた驚きの言葉


二人はAのそんな言葉を聞いてもただホホホっと呑気に笑い、挙げ句「みんないい反応だったぞ」などと学園の生徒を茶化す始末。




...しかしこちらはそうもいかない。

全員Aの事を目を見開いて凝視していた。

 
 

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ねこまる - すっごく面白かったです!更新楽しみにしてます! (2023年4月15日 20時) (レス) @page14 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 続編おめでとうございます何回呼んでも面白いです、文才の天才とは桜さんのことをいってるんだろうなー (2023年3月5日 15時) (レス) id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 更新ファイト💪(・ω・💪力技ムキッ面白かったです!!!!!! (2023年2月13日 10時) (レス) @page14 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん症候群 - アニメ、最高でしたッッッッッッ( ^ ^ω)更新全裸待機で待っときます(ゝω・´★) (2023年1月12日 3時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん症候群 - 続編だァァァァァァァァァァ、感謝感激雨霰ですッッッヽ(・∀・)ノ (2023年1月12日 3時) (レス) @page14 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:出来たらいいなぁ  
作成日時:2022年9月21日 7時

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