十五歳の四年生！！【肆】

忍者183 ページ1

野「なにィ！？四年は組のAがこの暗殺者がウヨウヨいる巨大迷路の中に一人でいるぅ！？

五年い組尾浜勘右衛門！お前がいながらなぜそんな事に...！」


尾「それが...この迷路の中ですし、コイツラもいますし...それに、Aさん自身誰かを探しているようだったので...」


野「なに？誰かを？」



し「そんな事より！この菜園の中には毒虫とかもいるんですからお姉ちゃんが危険です！！」


兵「しんべヱの言うとおりですよ！」


庄「お姉ちゃんにもしものことがあったら...！」





毒虫もいるこの菜園の中、一人で歩き回っているAの安否を心配する良い子達。

当然だろう。しかし野村先生は冷静に口を開いた。





野「いや、毒虫のことは心配ないだろう。

それよりも曲者や暗殺者の方だ。
学園長先生の方は我々が影から護衛しているから安心しろ。問題はAの方だ...いいか、お前たち。絶対無闇に暗殺者に近づくなよ！

私はこの事を先生方に伝えて回る。尾浜勘右衛門、あとは頼んだぞ」


尾「は、はい！」


乱「あ、でも野村先生！」


野「ん、なんだ？」


乱「お姉ちゃん、五年ろ組で変装の達人、鉢屋三郎先輩が開設していたお面屋のお面つけてましたよ。」


野「なッ、誰の顔だった？」


乱「えっと、たしか...」


夢「ほら、アレだよ。カワキタケ忍者！」


乱「あぁそうそう！」


野「分かった、カワキタケ忍者だな。
この迷路から出るまでにAを見かけたらすぐに声をかけるんだ、それじゃあ！」





そう言って野村先生は他の先生達の元へ向かっていった。







尾「よし、ともかく移動しよう！
くれぐれも逸れるなよ！それと、Aさんがいたらすぐに教えるんだ！」



「「「はい！！」」」








　




＊＊＊



続編これました。ホントに感謝です。

委員会の件はホントに私が決めたのでご容赦くださいっ...あとこの回は必然的に勘右衛門との絡みがものすごく多いｗ


次は誰と絡ませよう...




ともかく、これからもよろしくおねがいします！

　

　

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