忍者184 ページ2
一方こちらはAが迷路の中を駆け回り、とある人物を追っていた。
『っ、あれ...たしかこっちに...
えっと...あ!』
そしてまたもや曲がり角に見えた人影に駆け寄ろうと足を動かす。
先程見た人物と同じかどうかは怪しいが、とにかく人影を見たら追いかけていた。
『あ、の!ちょっと待っ...、んむッ!?』
Aが人影を追いかけ曲がり角を曲がろうとした刹那、誰かに口を塞がれ別の曲がり角に引っ張れたのだった。
突然の事に驚き、軽く恐怖心に襲われるA...まさか
山「落ち着いてください、私です。」
『!』
その声に一先ず肩の力を抜いたのだった。
山本陣内はAの口からそっと手を離すと一先ず先に謝罪した。
山「すみません姫様。突然のことで驚かれたでしょう」
『あ、いっいえ...!(嘘)
でも、その、一体...』
山「姫様の行動の意味は把握しています。
しかしいま姫様が追おうとしていた奴はドクアジロガサ忍者です。誘拐はされずとも、あのままだと少し危険でしたよ。」
『そ、っありがとうございます、山本様』
山「いえ。
それにしても姫様、一人でこんなに歩き回っていいんですか?」
『え?......あッ!みんなと離れ、っ〜...』
山「...(おっちょこちょいな所も変わらないな)
姫様、一つのことに一生懸命になるのはいいことですが、周りのことが見えなくなるのは忍者として不味いですよ。」
『ぜ、善処いたします...』
”あとでみんなに謝らないと...”と、反省しながらAは顔をシワシワにする。
山本陣内はひとつ苦笑をこぼしたのだった。
『それよりも、あの、二人のことは見かけませんでしたか!?』
山「すみません、射的屋にいた時はお姿を見かけたのですが...ここに入ってからはまだ一度も。
さすが、元プロ忍者とクノイチですね」
『もぅ...ッなんでこんなに堂々と出てきちゃうんだろうっ
二人のほうが私より危ないのにぃ...!!ホントにどこに居るのっ!
Aの困り果てた叫び声。
そう、Aが射的屋で見かけ先程から必死に探している人物とはAの祖父と祖母だったのだ。
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ねこまる - すっごく面白かったです!更新楽しみにしてます! (2023年4月15日 20時) (レス) @page14 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 続編おめでとうございます何回呼んでも面白いです、文才の天才とは桜さんのことをいってるんだろうなー (2023年3月5日 15時) (レス) id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 更新ファイト💪(・ω・💪力技ムキッ面白かったです!!!!!! (2023年2月13日 10時) (レス) @page14 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん症候群 - アニメ、最高でしたッッッッッッ( ^ ^ω)更新全裸待機で待っときます(ゝω・´★) (2023年1月12日 3時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん症候群 - 続編だァァァァァァァァァァ、感謝感激雨霰ですッッッヽ(・∀・)ノ (2023年1月12日 3時) (レス) @page14 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
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