人間と怪異と半怪異【肆】

半怪異が151体 ページ6

「葵〜！」


　





『お、お待たせ！』



　





　


「あ、やっと来た〜！



良かったぁ、心配してたのよ？」



　








『ごめんね葵ちゃん！大丈夫だよ！』



　






二人は葵が待つハウスに行き葵と無事合流した。




　


　








　









　





　






「え？実習園の大きな木？


それって、アレのこと？」



　



　





『あれ...あーうん！アレ！」





　




葵が指差す方向をAは見ると例の木だと確認をとる

　







　








「それで、あの木がどうかしたの？」


　





葵は不思議そうにAと寧々に尋ねる



　



　




　





「あー...えっと、葵、あの木についてなにか知らない？」




　









　


「もちろん知ってるよ！最近流行ってるしね！


あ、そう言えばAちゃんが呼ばれたのもあそこよね？ふふっ中々やるわね、中島くん！」




　


　






『？』




　





葵の発言の意味がイマイチよく分かってないA

　









「え、流行ってる？それでもってA...？？







　



えっと...葵、流行ってるって......もしかして告白？？」









さすが寧々。


一発で言い当てた



　


　








「そうよ。

ほら、あの例の木！別名【告白の木】



　

なんでも、恋愛の神様が育てた木で...あの木の下で告白した者同士は必ず結ばれるんだって」









　



『そんなまさか...』


　









Aは苦笑をこぼしながら小さくツッコんだ。


　

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