検索窓
今日:7 hit、昨日:16 hit、合計:24,674 hit

#秘めたる想い ページ34

敵側からのスローインで試合再開。

どうやらリュゲルさんが投げるみたい。



リュゲル「ネオル!」

天馬「っ…!」



だがキャプテンが素早く察してスローインをカット。
見事相手からボールを奪ってみせた。


さっきまで調子があまり良くなかったけれど
さくらちゃんの言葉を聞いてちょっと戻って来たのかな?



神童「ナイスカットだ天馬!」



そのままキャプテンはドリブルで敵陣へとぐんぐん上がって行ったが
敵選手3人にプレッシャーをかけられ、ボールを奪われてしまった。

ボールはそれから剣城君へと渡るも、直後にキャプテンが疾風の如く剣城君の前に回り込み、立ちはだかった。



剣城「天馬、お前の力はそんなものか?」

天馬「剣城っ…」

剣城「俺を親友だとでも思っていたのか?
…親友に裏切られただけで、サッカーへの思いは消えて無くなるのか!!」



今まで見た事が無い、剣城君の強い声。
でも怖いとは思わなかった。

叱咤のように捲し立てて、剣城君はキャプテンを抜き去った。


その後をすぐキャプテンが追う。



剣城「俺は違う!サッカーをやっている時が1番、自分らしくなれる!

だから俺は闘うんだ!!」



彼は声を張って、自分のサッカーへの想いを告げる。

普段はクールに澄ましていて、冷たい人だと思っていたけれど
そう語る剣城君は誰よりもアツイ人だった。



…剣城君もキャプテンと同じくらい、サッカーが大好きなんだ。

だからあんな凄いプレイが出来たんだ。
だからあんなに強いんだ。



意外な一面に私は思わずベンチで2人に釘付けになった。

この闘い、目が離せない。



神童「行かせるか!」



剣城君はキャプテンの追尾を振り切るも、神童君の必死のブロックでボールを外に弾き出した。

アツイ想いを抱えた2人の闘いをハラハラしながら見守っていた私はホッと胸を撫で下ろす。


…それにしても、剣城君が胸の内にあんな想いを秘めていただなんて。

普段の様子からは想像もつかないような想いだった。



ホイッスルが短く鳴り、神童君が立ち上がると
キャプテンはふと、呟いた。



天馬「剣城は何も変わってない…

今、やっと気付いた」

#楽しもう!→←#楽しんでないよ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:瞬木隼人 , *IJu* , イナギャラ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

*IJu*(プロフ) - リナさん» コメントありがとうございます…! イラストも見て下さって嬉しいです〜(´;ω;`)これからも更新頑張ります! (2018年9月25日 2時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - とても面白いし、絵も可愛くてすごいです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (2018年9月24日 10時) (レス) id: a5bdddf277 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - 悠吏さん» コメントありがとうございます…! これからも更新頑張ります〜!! (2018年5月21日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
悠吏(プロフ) - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2018年5月21日 22時) (レス) id: b245c2163f (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - あいすLOVEさん» コメントありがとうございます〜!そう言って頂けて嬉しいです( ˇωˇ ) (2018年4月20日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月27日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。