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ルビーはからかう ページ8

「やっ…!お、おそ松にいさッ……」



Aはわかりやすく身を捩って、おそ松から離れようと一歩後ろに後退する。

だがあまりにも動揺したからか、彼女は足を縺れさせて後ろに尻餅をついてしまう。


その様子を見ておそ松はクスリと笑うと、彼女に手を差し伸べながらからかうように言った。



「照れた顔もかわいーね?」

「うっ………ぁ………ぅ……」



途端にAはまるで茹でタコのように顔をカーッと真っ赤にさせ、ふるふると肩を震わせながらおそ松を精一杯睨みつける。

しかしそこに威圧感などは無く、おそ松はまたクスクス笑うと
Aは言葉を詰まらせ、視線を落としてからおそ松の手を掴んだ。



「(あ、でも手は掴むんだ)」



素直なAにまた笑いが込み上げてきて、でもここで笑ったら今度こそこの手を振り払わると思って心の中に押しとどめておいた。

おそ松はAの手を握るとそのまま彼女を立たせてやり、「大丈夫?」と声をかけるとAは黙ってこくりと頷いた。


その頭をポンポンと撫でてやると、Aは更に視線を落としてまた照れているようだった。



「…そいやAちゃん、準備は出来た?」

「…!」



流石にこのまま無言なのは気不味いのでおそ松は話を切り替えると、Aはバッと顔を上げてから、まだほんのり赤い頬のままふるふると首を横に動かした。



「それがね、おそ松兄さん!私、何を準備すればいいのかわからないの……皆に聞こうとしたけれど、皆気付いたら部屋に行っちゃってて……」

「あー…なるほど」



彼女の説明を聞いておそ松は納得する。
純粋な彼女には人を殺す準備の仕方がわからないのも無理はない。


しかしおそ松は同時に、彼女に武器を支給していなかった事に気付いた。

予め用意はしていたが、彼女の猴Э有瓩ソレを振り回すのを恐れ、念の為この日まで渡さなかったのだ。



「そういえば…Aちゃんにあげなきゃいけないものあるの忘れてたわ」

「私に…?」



おそ松は思い出して彼女に切り出すと、Aはあからさまに嬉しそうな顔をしておそ松を見つめた。

きっといつものような素敵なプレゼントだと思っているのだろう。



ソレが人を殺す為に作られたモノだと知ったら、一体どんな風に歪むのか。

ルビーの部屋はタバコのニオイ→←彼女は髪の毛を結ぶ



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*IJu*(プロフ) - 柚原きこさん» 御指摘コメントありがとうございます!間違ってますね……寝惚けてたのかな( ˇωˇ ) わざわざ教えて下さりありがとうです!早速直しに行ってきます! (2018年1月17日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柚原きこ - コメント失礼します。ページ27の7行目の『怒っている』が『起こっている』になっていますよ。 (2018年1月10日 23時) (レス) id: c3c5b55407 (このIDを非表示/違反報告)
柚原きこ - *IJu*さん» ありがとうございます!この作品を心から応援してます!更新、頑張ってください。 (2018年1月4日 21時) (レス) id: c3c5b55407 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - 柚原きこさん» コメントありがとうございます〜! こんな作品でよろしければ是非どうぞ〜! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柚原きこ - この作品のリンクとどういうものなのかを簡単に書かせていただきたいのです。もしよかったらお返事いただけると嬉しいです。長文、すみませんでした。 (2018年1月4日 17時) (レス) id: 1cca1a4110 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年9月24日 1時

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