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ルビーは心配性 ページ28

「残念ながら、そんな気もさらさら無いんだなぁ?
単純に、Aちゃんが心配なの。怪我しないかとか、連れ去られないかとか」

「何よそれっ…!やっぱり私が女だからって…!」



おそ松の言葉に彼女はまた反論する。

しかしおそ松はそんな彼女の口煩い口元に人差し指を当てると、意地悪い笑みを浮かべ更に続ける。



「それにさ、チョロ松の付き添いもしてほしいんだ。
チョロ松はAちゃんのせいで(・・・)怪我しちゃったんだろ?なのに自分で怪我させた人をそのままにしておくのって酷いと思わない?」

「っ……」



爐擦い猫瓩里箸海蹐鯑辰剖調するようにおそ松は告げる。

すると彼女は何も言えなくなった。


いや、正確には言い返したかったけれど、言い返せなかった。


確かにチョロ松が怪我をしたのは報せなかった自分の責任である。

プライドが高くても仕事に関してはしっかりしているらしい彼女は、おそ松のその言葉は正しいと判断したのだ。


しかしやはり言い返せなくて悔しいのか、彼女はじっとおそ松を睨みつけたまま。

対しておそ松は何処か得意気な笑みを浮かべると、彼女の口元に当てていた人差し指を下ろして、若干声を潜めながら告げる。



「…それにさ、怪我してるチョロ松を1人にさせておくのも心配なんだわ。
爐前瓩覆薀船腑躱召鮗蕕辰討笋譴襪世蹇組1つ潰した事あるんだから」

「……………」



その言葉に彼女は何だかハメられたような気がしたが、仕方なく溜息を1つ吐くと
おそ松は満足気な顔をしてからおもむろにチョロ松の方を見遣る。



「チョロ松もいーよね?」

「まぁ……確かにこれじゃいつも通りには動けないしな…
………その女と一緒なのが死ぬ程イヤだけど」

「俺達がいないからってあんな事するんじゃないゾ?」

「だっ、だだだだ誰がするかボケェッ!!!!」



おそ松の煽りにチョロ松は過剰に反応。

眉間に皺を寄せていた表情を(何を想像してか)一気にブワッと真っ赤にさせてツッコんだ。


また下らぬやり取りをしている様子の目の前の2人に彼女は呆れた表情を浮かべた。

エメラルドは気付く→←彼女は荒んでる



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*IJu*(プロフ) - 柚原きこさん» 御指摘コメントありがとうございます!間違ってますね……寝惚けてたのかな( ˇωˇ ) わざわざ教えて下さりありがとうです!早速直しに行ってきます! (2018年1月17日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柚原きこ - コメント失礼します。ページ27の7行目の『怒っている』が『起こっている』になっていますよ。 (2018年1月10日 23時) (レス) id: c3c5b55407 (このIDを非表示/違反報告)
柚原きこ - *IJu*さん» ありがとうございます!この作品を心から応援してます!更新、頑張ってください。 (2018年1月4日 21時) (レス) id: c3c5b55407 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - 柚原きこさん» コメントありがとうございます〜! こんな作品でよろしければ是非どうぞ〜! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柚原きこ - この作品のリンクとどういうものなのかを簡単に書かせていただきたいのです。もしよかったらお返事いただけると嬉しいです。長文、すみませんでした。 (2018年1月4日 17時) (レス) id: 1cca1a4110 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年9月24日 1時

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