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彼女は話を聞いてなかった ページ16

やがて目的地周辺にやって来ると、おそ松達は車を人気のない所に止めて車から降り、それぞれ作戦通りのポジションへ。

トド松は1人高台に。
他の兄弟達は各自ペアになって分かれ、それぞれ目的地の建物の出入口についた。



「おい、いいかクソ女。発砲音が聞こえたら即突入だからな?
そっからは出会った人間全員に鉛玉ぶち込めよ」



Aとペアを組んだチョロ松は配置につくと一応声を潜めながら、大雑把に彼女に犹纏瓩領れを告げた。

しかしAには聞きなれない単語が多かったからか、Aは首をこてんと傾げ暫し不思議そうな顔をしてチョロ松を見つめる。


その真っ直ぐで純粋な疑問の眼差しに心の中でチョロ松は盛大に悶えた。



「は、はっぽうおん……?なまり、だま……?
えぇ、っと………な、何それ…?」

「はァ?そんな事もわからないの??お前ホントに脳味噌ガキなんだな」

「ご…ごめんなさい……」

「あー、もういいよ。俺が前出るから。
お前は俺のサポートでもしとけ」

「…サポート?何をサポートすればいいの?」

「その拳銃は飾りか?新種のガーターベルトか??」

「け、拳銃…!そっか!撃てばいいんだ!

…………何を?」

「………………お前、車での話聞いてなかったろ」



チョロ松は呆れの溜息を一つ吐き、Aは思わず苦笑する。

途端にギロリと睨まれAはすぐに笑うのをやめると、引き攣った表情をして「聞いてたもん!ね?」と抱いていたクロに話し掛けた。



「つかそのオンボロなんで持って来てんだよ。車に置いて来い、邪魔だ」



チョロ松は今度はAの抱いているぬいぐるみに目を移した。

冷たく吐き捨てながら彼女のぬいぐるみを指差すと、Aはブンブンと首を横に振って反論した。

彼女は何も出来ない→←ルビーは死ぬところだった



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*IJu*(プロフ) - 柚原きこさん» 御指摘コメントありがとうございます!間違ってますね……寝惚けてたのかな( ˇωˇ ) わざわざ教えて下さりありがとうです!早速直しに行ってきます! (2018年1月17日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柚原きこ - コメント失礼します。ページ27の7行目の『怒っている』が『起こっている』になっていますよ。 (2018年1月10日 23時) (レス) id: c3c5b55407 (このIDを非表示/違反報告)
柚原きこ - *IJu*さん» ありがとうございます!この作品を心から応援してます!更新、頑張ってください。 (2018年1月4日 21時) (レス) id: c3c5b55407 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - 柚原きこさん» コメントありがとうございます〜! こんな作品でよろしければ是非どうぞ〜! (2018年1月4日 19時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柚原きこ - この作品のリンクとどういうものなのかを簡単に書かせていただきたいのです。もしよかったらお返事いただけると嬉しいです。長文、すみませんでした。 (2018年1月4日 17時) (レス) id: 1cca1a4110 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年9月24日 1時

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