忘れちゃったんだ ページ9
「はい、そうですけれど？
それが何ですか？」
淡々と、動揺も何もしない古城の態度に俺は更に苛立ちを募らせる。
何だ、その返事。
ちょっとは動揺しろ、バカ。
「…何で、そーゆー事してたんだよ？」
俺がぶっきらぼうにそう尋ねると、古城は少しの間を空けて、こう答えた。
「陣君に告白されました」
……………………………………は？
告白？
告白って、あの、アレか？
少女マンガとかでよくある、告白か？
「因みに陣君に告白されたのは3度目です」
「はぁ？！」
彼女の次の言葉に思わず声が出た。
3度目？
告白されたのが？
え？3回も告白されてんのコイツ？
アイツに？3回？ハァ？
「………で、返事は……」
「丁重にお断りしました」
その言葉を聞いて、俺はホッと安堵の溜息を吐く。
………え？安堵？
「不動さんの事を話そうかなとも思いましたが、やめました。
色々言われそうなので」
古城は肩を竦めると溜息を吐き、グラウンドを見つめる。
グラウンドでは雷門高サッカー部が各ポジションに分かれて練習に励んでいた。
「…で、何故不動さんは不機嫌だったのです？」
暫く見ていた古城が急に此方を向く。
身長差のせいで必然的に上目遣いになる。
「え…あ……いや、だから不機嫌じゃ…」
「嘘ですね。
不機嫌だったじゃないですか。
教えて下さい」
俺のパーカーの袖を引っ張りながら古城は俺に迫る。
あー、ややこしい事になってきやがった……
こーなったらコイツ面倒なんだよなー…
……つか俺、何に対してイラついてたんだろ？
何か古城の話を聞いてスッと苛立ちが消えたわ。
いや、本当に。
さっきまで確かにイライラしてたんだけど……
何だ、コレ？
「…忘れたわ」
少しの間を置いて正直にそう伝えると、
案の定古城は訝しげに眉を顰めた。
「言い訳にもなりませんよ？」
「いや、マジ。
確かにイライラしてたんだが…何でイライラしてたのか忘れてたわ」
「認知症ですか、アルツハイマーですか。
不動さん、おっさん超えておじいちゃんになりましたか」
「おっさん超えてって何だ。
あと地味にくるぞ、それ」
相変わらず言葉をズバズバと発言する。
コイツはオブラートってのを知らないのか。
………てか、本当に、
何で俺、怒ってたんだろ？
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修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» あ、やっぱり← 私ね、とある授業で空見てたら先生に「好きな子でも出来たかい？」って言われて吹いた。 (2015年8月9日 23時) (
レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» あ、ごめんもうダメだ僕(´･ω･`)← 既にやってる常習犯(´･ω･`)←← (2015年8月9日 0時) (レス) id: 4f6a541d49 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» 授業中は寝てるか妄想してるかのどっちかだからw ※良い子は真似してはいけません。良い子じゃなければ真似していいよ★ (2015年8月6日 17時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» マジか羨ましい(´･ω･`) 仕方ない、寝るのは仕方ないよ← (2015年8月6日 11時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» でも、私頭良いほうなんだよ(笑) どうも、地学と化学が難点だけど…… でも、授業中寝てるから内申点やばい←← (2015年7月29日 8時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
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