彼女の誘い ページ49
アーサーとゴウセルの茶番に付き合ってやった所で、やっと団長達は動き始めるらしく
皆揃って〈豚の帽子〉亭に戻って行く中、僕は1番最後尾で機会を伺った。
この場を去る�犁＿餃瓩髻�
「グリアモールって小さい頃はこんな可愛かったんだなぁ…」
「それが今じゃゴリゴリだもんな」
「…ハウザー、それって褒めてないよな？」
「え？いや褒め言葉だけど？」
「うー…この子なかなか離れないですね…」
「見た目は何だか猫みたいねぇ…いや、犬？」
『ふむ…興味深いな。アーサー、後で少し見せてくれ』
「ま、マーリン？まさか…研究するつもり？」
「にしてもホーク、その中途半端な姿どーにかなんないのか？」
「中途半端とはなにおゥ？！」
「ま、まぁまぁホークちゃん。その姿、いつもより少し…いや、かなり…美味しくなさそうよ」
「…エリザベスちゃん、俺様の事いつもどんな風に見てる？」
「………」
後ろから見るに、皆それぞれ幾つかに分かれてどーでもいい話をしてるみたい。
ま、話してない奴も何人かいるけど…でも、後ろを見てる奴はいない。
それに何より、“奴”は僕の少し前を歩いている。
これは…チャンスだ。
「……ゴウセル」
僕は周りにこちらを見ている者がいないか再確認してから、“奴”に声を掛けた。
すると奴はくるりと振り返り「どうした？」と首を傾げた。
「Aから話し掛けるのは珍しいな」
「…少し、付き合ってよ」
「良いだろう。だが、一体何処に？」
「……それは」
そこまで言って、思わず口を噤む。
すると奴は不思議そうな顔をした。
どう答えようか悩んでいたが、すぐに答えても意味が無いと判断すると
僕は適当に考えて、適当に吐き出した。
「＿＿＿きっと最期のお散歩に」
そうして僕は指を鳴らすと
ゴウセル諸共、その場から消え去った。
「……A？」
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＊IJu＊(プロフ) - 如月李瑠葉さん» コメントありがとうございます！ ツンデレ良いですよねツンデレ(( そんな、天災だなんて…← 僕には非常にもったいないお言葉でず…_( _´ω`)_ (2017年1月9日 12時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
如月李瑠葉 - これも面白いですね！夢主のツンデレっぷりがイイ…天才ですか！？ (2017年1月9日 1時) (レス) id: 5cf1189260 (このIDを非表示/違反報告)
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