▼カレーうどん ページ29
それから暫くまた和人と話している内に
気付けば夕飯の時間となり、ヒロトさんが部屋にやって来た。
基山「Aちゃん、はい、今日の夕飯」
A「…カレー？」
ヒロトさんが持って来たトレイには、カレーらしき物体が並々と注がれた丼が二つ。
…量、多いな。
基山「あー、惜しいね。
正解はカレーうどんだよっ」
ヒロトさんは首を軽く横に振ると、語尾に『♪』が付きそうな口調で言って微笑んだ。
……なんか、今日のヒロトさんテンション高いな。
A「…ありがと」
私はヒロトさんからトレイを受け取ると、小声でボソッとお礼を言った。
トレイは結構重い。
コレ絶対量多い。
基山「別にいいよ。
いつもの事じゃない」
ヒロトさんはニコッと笑うとポンポンと優しく私の頭を叩いた。
途端に恥ずかしくなった私はヒロトさんを怒鳴り、部屋のドアを乱暴に閉める。
ったく……和人がいるってのに、あの人は…
A「なんなんだよ…」
皆帆「…どうかしたの？」
つい愚痴を溢すと、和人が苦笑しながら私の顔を覗き込む。
なので「別に」と短く答えて、和人の向かいに座りトレイを下ろす。
皆帆「おや、今日はカレーかい？」
A「残念、カレーうどんだとよ」
皆帆「美味しそうだね」
A「普通だよ」
和人に箸を渡すと彼は無邪気に手を合わせて「いただきます」と微笑んだ。
その様子を見て、思わず私の頬も綻ぶ。
皆帆「んっ…！おいひいよ、A！」
A「食ってから喋ろ」
モグモグしながら喋る和人にそう言うと、彼は素直に黙り込み
うどんを飲み込むとすぐに口を開いた。
皆帆「このカレーうどん、美味しいよA！」
A「なんだ、それだけ言いたかったのか？」
皆帆「だって美味しいんだもん」
A「ガキか」
そう言うものの、私は思わずクスッと笑うと和人お墨付きのカレーうどんを一口啜った。
……まぁ、確かに
いつもより美味しい。
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＊IJu＊(プロフ) - じじぃさん» コメントありがとうございます！！ 皆帆可愛いですよね！！ですよねっ！！← そう言って下さるととても嬉しい限りです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ります！！ (2015年8月21日 1時) (
レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
じじぃ - 皆帆君可愛すぎ←本当に面白いです！最新頑張ってください！ (2015年8月10日 7時) (レス) id: f8e2e75170 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ☆ジャスティス☆さん» コメントありがとうございます！！ そう言われるととても嬉しいです！ 更新頑張ります！！ (2015年6月16日 10時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - リオウさん» コメントありがとうございます！ また見に来てくださるとは…！ 嬉しい限りでございます！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ります！！ (2015年6月16日 10時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
☆ジャスティス☆ - この作品とっても面白いです！ 夢主ちゃんが可愛いです！ これからも頑張ってください！ (2015年6月5日 6時) (レス) id: d057ef402f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年4月4日 0時
