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#新たなる不安〜主人公〜 ページ34

私は自分のポジションに立ち、小さくガッツポーズして気合いを入れた。


ちょっと危なかったけど、何とかこうして試合に出させてもらった。

今度は失敗なんてしない。


だって、後で2人に笑われたら嫌だもん。


いいプレイをして、私が如何にあの子達よりも優れているか、私の方が如何に猯廊瓩鮖っているか、見せつけてやらなくては。


私は観客席にいる2人にこっそり視線を向ける。

2人はクスクスと下品な笑いを手で覆って隠しながら私を見下すように見ていた。


__見てなさい、馬鹿で愚かな義妹共__



A「…あれ…?」



ふと、義妹達から視線を外し、何と無く観客席を眺めると、


とある眼鏡を掛けた夫婦らしき男女を見つけた。

何だか……真名部君に似てるな。
もしかして、真名部君の両親…?


と、私が観客席を見ていたら、試合開始のホイッスルが鳴り響いた。

此方側からのキックオフ。

素早いパス回しでボールを繋いでいくが……



サリット「隙ありっ!」



野咲さんに渡る寸前のボールを敵がカット。


そのままボールは敵のFWに渡り、その人は両サイドの二人と共に高く飛んだ。

さっきの時と全く同じ戦略だ。



真名部「右です!」



真名部君がそう指示したが、ボールは逆方向にパスされた。



真名部「そんな…!?」



ボールは敵の味方選手に渡り、その人はボールを真っ直ぐに蹴った。

その先には好葉ちゃんが待ち構える。



真名部「ボールの回転数が先程と同じパターン…
そのボールは右に曲がります!」



真名部君がそう指示すると、好葉ちゃんはすぐに指示通り動いた。


しかし、



真名部「逆っ?!そんなっ……?!」



またもや真名部君の予想は外れ、ボールは逆の方向に曲がった。



久坂「うぉぉぉぉぉぉ!」



すかさず九坂君がボールを弾き、何とか救われた。

良かった、と私は胸を撫で下ろすと私はすぐ不安に襲われた。



皆帆「どうしたんだい、真名部君?」

真名部「君が余計なことを僕に伝えさえしなければ!」

皆帆「真名部くん…もしかしてお父さんと」

真名部「キミには関係ありません!」



何やら言い争いを始めた二人。

特に真名部君は苛立ってる様子。


それは、皆帆君と喧嘩中だからなのか

他の、何かのせいなのか。


……わからない。

#狂い、喧嘩→←#滲み出る感情〜皆帆〜



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くにとび(プロフ) - こんばんは~ (2014年9月11日 20時) (レス) id: 8081e2eb22 (このIDを非表示/違反報告)
美薫(プロフ) - 続編おめでとう御座います(T_T)更新、楽しみに待ってます(`∇´ゞ頑張って下さい(^o^)/ (2014年6月23日 22時) (携帯から) (レス) id: c09d542fe6 (このIDを非表示/違反報告)
狩屋ハルカ - 続編おめでとうございます!応援してます!頑張ってください! (2014年6月23日 16時) (レス) id: b968f3be84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年6月22日 17時

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