#箱庭からの解放 ページ8
野咲「………んもーーーー！！」
A「うわぁっ…！？」
言い切ったはいいけれど少し恥ずかしくなって視線を落とすと
少しの間を置いて野咲さんが急に叫んで、ｶﾞﾊﾞｯと私を抱き締めた。
唐突だったから私はビックリして、思わず声を出してしまう。
だけどそんなのお構い無しに私を強く、苦しく感じるくらいｷﾞｭｯと抱き締めると、嬉しそうに笑いながら言った。
野咲「私だってAの事大好きよ！！まったく可愛いんだからぁ！！」
A「え、あ、の…野咲さんっ…！」
野咲「さくらでいいわよ！もーーー！！」
A「さ……さ、さくらちゃん…！」
葵「私も私も！葵って呼んで！」
A「あ…葵…ちゃん！」
葵「やったぁ！やっとそう呼んでくれたっ！」
A「え、えっ…あっ…」
言われて少し恥ずかしく思いながらも下の名前で呼んでみたら、2人は凄く喜んでくれたようで。
葵ちゃんも私の手を握って弾けるような笑顔を浮かべ、私は戸惑いながらも吊られて笑ってしまう。
…こんなに人に取り囲まれているのに。
こんなに人とくっついているのに。
全然、全く、嫌な感じがしない。
寧ろ、凄く落ち着くの。嬉しいの。
こんなの、最初の頃だったらありえなかったのにね。絶対にならないと思ってた。
他人に触れられるのが嫌で、他人と話すのが嫌だったのに。
今じゃこんなに人と触れ合えるようになって
皆とお話するのが大好きになって。
私が変われたのは、皆のおかげ。
そしてこれから私は、自分の価値観に囚われ続けず、新しい世界を知るんだ。
周りの皆も嬉しそうに微笑みを浮かべると、久坂君はﾎﾟﾝﾎﾟﾝとおもむろに頭を撫でて「良かったな」と言った。
そしたら他の皆も私の頭に手を伸ばし、次々と頭を撫でていく。
…そんなにいっぱい撫でられたら、髪がグチャグチャになっちゃうよ。
瞬木「…やっと素直になった、A」
はー君も安心したような顔をして
もみくちゃにされる私を優しく見守ってくれていた。
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＊IJu＊(プロフ) - 柊那さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 読んでいただきありがとです…！ ここまで来るの長かったですよね？だってpart9ですもん……((( でもこれからも更新頑張りますよ(｀･ω･´) 良かったら最後までお付き合い下さいませ！ (2017年4月7日 0時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - はじめまして！昨日からこの小説を読ませてもらってます！とても面白くて大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2017年4月3日 7時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 不月神さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 良いじゃないですか蛇！！お目目クリクリしてますし、触ると気持ちいいですし！ 爬虫類ってあんまり人に好まれませんよね…(´･ω･`) (2017年3月28日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
不月神 - はじめまして！私は、動物のなかでは蛇が一番好きです！！周りからよく「かわってるね」って言われます(笑) (2017年3月27日 23時) (レス) id: 7f9d6d6877 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 夢主ちゃん...(/;ω;)良かった本当に良かった...(TωT) (2017年1月21日 11時) (レス) id: 2615ba5e7b (このIDを非表示/違反報告)
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