#情緒不安定 ページ47
A「……でも、そういうのは……その、好きな子とかに言った方が、いいと思うよ…？」
だからこそ、ちょっと心配だな。
真名部君の将来のお嫁さんが。
可愛いとかそんな言葉、ホイホイ言ったら変に相手を期待させてしまうから。
まぁ…真名部君はきっとそんなに言わないだろうけれど。
私だからまだいいけれど……そういう言葉は好きな人の為に取っておかなきゃ。
別に言っちゃダメ、って事ではないけれど……
真名部「……っ……うぅ〜〜……」
一応先輩だし、私なりに注意してあげると
真名部君は何故か顔を膝に埋めて、唸り声をあげた。
足もﾊﾞﾀﾊﾞﾀとばたつかせ、髪の毛から垣間見える耳は真っ赤っか。
いきなりでどうしたのかわからず、私は真名部君の顔を覗き込んで「どうしたの？」と聞いてみると
真名部君はおもむろに顔を上げ、何だか拗ねているような顔をして呟いた。
真名部「………何でも、ないです」
A「えっ…？で、でもなんか唸って…」
真名部「いいんです…どうせ適いっこないので…」
え、え…？適いっこない……？
真名部君、何が適わないの……？
話がわからず私は首を傾げるばかり。
真名部君はそんな私をﾁﾗﾘと横目で見やってから一つ息を吐くと、そっぽを向きながら不貞腐れたような口調で続けた。
真名部「……手、止まってますよ」
A「あ…えと……」
真名部「ほら、やっぱりAさんの集中力を削いでしまっているじゃないですか、僕」
そんな…何でいきなりネガティブになるの…？
今日の真名部君、何だか情緒不安定。
真名部君の言葉に私は首を横に振って『大丈夫』という意思を伝えたのだが、真名部君は自分を邪魔者だと思っているらしく、顔をそらしたまま。
真名部「……お邪魔して、すみませんでした。
僕、先に戻りますね」
A「えっ…」
遂にはギャラクシーノーツ号に戻ろうと真名部君は立ち上がり、私に背中を向けてしまった。
私も思わず立ち上がり、そのまま歩き出そうとする真名部君の腕を咄嗟に掴むと
彼は驚いたのかﾊﾞｯと振り返る。
その時に見た彼の顔は、まるで林檎のように真っ赤だった。
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＊IJu＊(プロフ) - 柊那さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 読んでいただきありがとです…！ ここまで来るの長かったですよね？だってpart9ですもん……((( でもこれからも更新頑張りますよ(｀･ω･´) 良かったら最後までお付き合い下さいませ！ (2017年4月7日 0時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - はじめまして！昨日からこの小説を読ませてもらってます！とても面白くて大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2017年4月3日 7時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 不月神さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 良いじゃないですか蛇！！お目目クリクリしてますし、触ると気持ちいいですし！ 爬虫類ってあんまり人に好まれませんよね…(´･ω･`) (2017年3月28日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
不月神 - はじめまして！私は、動物のなかでは蛇が一番好きです！！周りからよく「かわってるね」って言われます(笑) (2017年3月27日 23時) (レス) id: 7f9d6d6877 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 夢主ちゃん...(/;ω;)良かった本当に良かった...(TωT) (2017年1月21日 11時) (レス) id: 2615ba5e7b (このIDを非表示/違反報告)
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