#変な真名部君 ページ43
A「わっ…！？」
まさか人がいるとは思わなかったので、私は思わず驚いてしまう。
咄嗟に振り返ってみると、そこには驚いた顔の真名部君が立っていて
彼は私と目が合うと途端に頬をほんのり赤く染めて「す、すみません！」と若干震える声で謝った。
真名部「お、驚かせるつもりは無かったんです…！
ただ、Aさんがステーションの外から出るのを見かけたので、つい……」
A「あ…う、ううん！大丈夫だよ、真名部君。
私もビックリしちゃって、ごめんね？」
私も謝ると真名部君は首を横に振って「大丈夫ですっ！」と答え、そっと私から視線を外す。
その様子は何だか気不味そうで、そうなってしまうと私まで気不味くなってしまう。
A「…えっと、真名部君も…目が覚めちゃったの？」
真名部「あ……はい。きっと昨晩、就寝時間より1時間と28分早くに眠ってしまったからだと思います。
…Aさんも、そうなのですか？」
A「う、うん…目が冴えちゃって。
…でも私は就寝時間ピッタリに寝たから、真名部君とは原因が違うと思うけれど……」
真名部「あ、そっそそそそうですよね！あ、有り得ませんもんね！！すみませんでしたっ！！」
A「そんな、謝らなくっても…！」
あまりにも気不味いのでちょっと尋ねてみたが、何故かまた謝られてしまった。しかも震えた声で。
とゆうかさっきから真名部君、声が凄く震えてる…
それにいつもの落ち着いた雰囲気も無いし……一体どうしたんだろう？
真名部「とっ……と、ところで！
Aさんは、これから何処に行こうとしていたんですか？」
A「えっ…？」
ふと尋ねられて私は思わず聞き返してしまうと
真名部君は「あ、答えたくなかったらいいんです！」と付け足して、おもむろに顔を俯かせた。
……多分、前の私だったら此処で適当な嘘を吐いていただろうな。
そうして1人になろうとしただろうな。
自分の絵ははー君以外に見られるのも嫌だったし、ついて行きたいなんて言おうものなら全力で拒否してるだろうな。
でも今の私は違うよ。皆の事、大好きだもん。
勿論、真名部君も大好き。お友達として、だけれど。
だからここは正直に答えようかな。
A「私はこれから、絵を描こうと思ったの。
…良かったら、一緒に来る？」
真名部「へっ？」
ついでに一緒に行きたいな、なんて思って誘ってみたら
真名部君の表情が、今までに無いぐらいの間の抜けた顔をしてみせた。
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＊IJu＊(プロフ) - 柊那さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 読んでいただきありがとです…！ ここまで来るの長かったですよね？だってpart9ですもん……((( でもこれからも更新頑張りますよ(｀･ω･´) 良かったら最後までお付き合い下さいませ！ (2017年4月7日 0時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - はじめまして！昨日からこの小説を読ませてもらってます！とても面白くて大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2017年4月3日 7時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 不月神さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 良いじゃないですか蛇！！お目目クリクリしてますし、触ると気持ちいいですし！ 爬虫類ってあんまり人に好まれませんよね…(´･ω･`) (2017年3月28日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
不月神 - はじめまして！私は、動物のなかでは蛇が一番好きです！！周りからよく「かわってるね」って言われます(笑) (2017年3月27日 23時) (レス) id: 7f9d6d6877 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 夢主ちゃん...(/;ω;)良かった本当に良かった...(TωT) (2017年1月21日 11時) (レス) id: 2615ba5e7b (このIDを非表示/違反報告)
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