#家族について ページ39
ﾊﾞﾝﾀﾞ「あ、ソラノさん！これ、ありがとうね！」
はー君を説得した後、バンダ君はくるりと方向を変えると葵ちゃんに貼ってもらった絆創膏を指差して御礼を言った。
すると葵ちゃんはﾆｯｺﾘ微笑んで「どういたしまして」と返した。
天馬「それにしても…おかげで助かったよ」
久坂「すまないなA…俺がビビっちまったばっかりに…」
A「や！久坂君は悪くないよ！だって好葉ちゃんを守ってくれてたから…！
そ、それに比べて私は……わ、私が飛び出しちゃったのに…何も、出来なくって…
そのせいで…バンダ君が……」
ﾊﾞﾝﾀﾞ「平気平気！擦り傷だよ！
…ロープが無くなっていたとはいえ、中に入って彼等を怒らせてしまったのは僕達だから。
それにキミは2人を止めようとしてくれたんだ！
それだけでも立派な事だよ！」
バンダ君に謝ると、彼は気さくに微笑んで私の顔を覗き込み、そう言ってくれた。
その言葉に私は少し救われた気がして、思わず口元を緩めたが
その瞬間、隣から鋭い視線を感じてユニフォームの裾を強く握り締める。
は…はー君、怖いから睨まないで。
真名部「それにしても…意外に自分って危なっかしいものだったんですね。
家族の事…決着をつけた、つもりだったんですが」
野咲「うん…」
…2人とも、家族の幻影を見たみたい。
確かに2人は家族関係で揉めてたけれど、解決したと勝手に思ってた。
でもそう考えると…まだ2人の中では抱えるものがあるのかも。
……はー君、よく惑わされなかったな。
皆帆「市川君は大丈夫だったの？」
市川「実は…私も危なかったんですよ。
自分を見失わないように、常に心と体を磨いているつもりですが…穏やかでいようとする自分の中に、ムチャクチャに暴れ回っている姿が見えて…
……私も、まだまだです」
A「な、何かよくわからなかったけれど…大変だったんだね…」
瞬木「そういうお前はどうだったんだ？」
A「へっ…？」
どうやら大変だった様子の市川君の話に私は苦笑していると、不意にはー君が訝しげにそんな事を尋ねてきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
＊IJu＊(プロフ) - 柊那さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 読んでいただきありがとです…！ ここまで来るの長かったですよね？だってpart9ですもん……((( でもこれからも更新頑張りますよ(｀･ω･´) 良かったら最後までお付き合い下さいませ！ (2017年4月7日 0時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - はじめまして！昨日からこの小説を読ませてもらってます！とても面白くて大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2017年4月3日 7時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 不月神さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 良いじゃないですか蛇！！お目目クリクリしてますし、触ると気持ちいいですし！ 爬虫類ってあんまり人に好まれませんよね…(´･ω･`) (2017年3月28日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
不月神 - はじめまして！私は、動物のなかでは蛇が一番好きです！！周りからよく「かわってるね」って言われます(笑) (2017年3月27日 23時) (レス) id: 7f9d6d6877 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 夢主ちゃん...(/;ω;)良かった本当に良かった...(TωT) (2017年1月21日 11時) (レス) id: 2615ba5e7b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
