#イメチェン ページ19
A「…えっと……その。
…変、かな？」
思わず黙って彼女の髪を見続けていると
ふとAは頬を赤く染め、照れ笑いしながら結んだ後ろ髪に触れた。
そうして肩を竦めるAに、俺は慌てて首を横に振る。
瞬木「いやっ…！そうじゃなくって！
…それはそれで、似合ってるんじゃねーの？」
A「本当？良かったぁ…」
少し不安そうな顔をしていたが、俺がそう言うと彼女はﾎｯと顔を綻ばせ、嬉しそうに微笑む。
その時に彼女の結んだ髪が揺れて、思わずﾄﾞｷｯとしてしまう。
瞬木「…でも、また何で？イメチェン？」
A「えへへ…そんな所」
高鳴る鼓動を誤魔化す為に、俺は彼女に疑問を尋ねると
Aは指先でサイドの髪の毛を弄びながら、話してれた。
A「私もね、はー君みたいに変われたから…気持ちを入れ替えてみたくって。
だから、髪型を変えてみたの」
瞬木「気持ちの切り替え…？」
A「うん！それに今までのちょっと邪魔だったし！」
大きく頷き微笑む彼女に、俺の口元も自然と綻ぶ。
確かにAも変わったな。いや、変われたんだ。
ここの皆のおかげで。
だって少し前まではこんなに笑わなかったし、明るく無かったし、それにﾋﾞｸﾋﾞｸしてたし。
きっと変われた事が何より嬉しいんだろう。今までは自分でもどうしようも出来なかった事だから。
多分彼女ははしゃいでるんだ。新鮮な気持ちに。新しい自分に。
瞬木「良かったな、イイ仲間に出会えて」
A「それははー君も、でしょ？」
自然と手が伸び彼女の頭を撫でてやると、彼女は悪戯っ子のような微笑みを浮かばてそう言った。
…なかなか言うようになったじゃねーか。
−−−
皆帆「やぁ、2人とも」
そんなこんなで彼女と話しているうちにあっという間にワープする直前となり
俺達は先頭車両に向かっていると、その途中で皆帆と真名部に出くわした。
A「あ、皆帆君…！」
皆帆「…おや？」
出会ってすぐに2人はAの髪型に気付いたようで
皆帆は興味深そうに彼女を眺め、真名部は頬を赤く染めてﾊﾟﾁﾊﾟﾁと瞬きを繰り返した。
皆帆「髪型、変えた？」
A「うん！イメチェン！……どうかな？」
皆帆「似合ってるよ、A。可愛い」
A「え、えっ…あ、ありがとう…」
可愛いと褒められAは明らかに動揺すると、視線を落として顔をそらし、照れくさそうに頬を掻いた。
…俺もまだ言ってないのに。
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＊IJu＊(プロフ) - 柊那さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 読んでいただきありがとです…！ ここまで来るの長かったですよね？だってpart9ですもん……((( でもこれからも更新頑張りますよ(｀･ω･´) 良かったら最後までお付き合い下さいませ！ (2017年4月7日 0時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - はじめまして！昨日からこの小説を読ませてもらってます！とても面白くて大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2017年4月3日 7時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 不月神さん» 初めまして、コメントありがとうございます！ 良いじゃないですか蛇！！お目目クリクリしてますし、触ると気持ちいいですし！ 爬虫類ってあんまり人に好まれませんよね…(´･ω･`) (2017年3月28日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
不月神 - はじめまして！私は、動物のなかでは蛇が一番好きです！！周りからよく「かわってるね」って言われます(笑) (2017年3月27日 23時) (レス) id: 7f9d6d6877 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 夢主ちゃん...(/;ω;)良かった本当に良かった...(TωT) (2017年1月21日 11時) (レス) id: 2615ba5e7b (このIDを非表示/違反報告)
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