▼嫌いになりたくない ページ45
皆帆「じ……じゃあ、Aが父さんを殺したワケでは……ないんだよね？」
一通り彼女の話を聞いて、少しだけ希望が見えてきたようだった。
だってハッキリと覚えていないのであれば、彼女が僕の父さんや両親を撃ったという事実は無いのかもしれない。
あまりにも不謹慎な話だが、僕にとって彼女が父さんを殺しているかいないかは、今後関わっていく上で大きく左右される、重要な分かれ道だった。
A「いいや、殺したよ。私が」
しかし僕の儚い希望は、他でもない彼女によって砕かれた。
僕は思わず聞き返すと、彼女は淡々と話を続けてしまう。
A「私の持ってた銃の弾は死体の人数分無くなってた。
…つまり、私が全員撃って、私が全員殺した」
皆帆「で、でもっ！わからないじゃないか！
もしかしたら威嚇で撃ったり、外したりしたかもしれないし、他の誰かが…」
A「他の誰かって誰だ？犯人か？皆帆さんか？」
皆帆「それはっ…」
A「前から思ってたけど…アンタ、自分の都合悪くなると深く考えもしないで物言うよね。
そーゆーのって未来のホームズとしてどうなの？そんなんじゃ、真犯人逃しちゃうよ？」
皆帆「そっ、それはっ……」
A「私が言うのもなんだけど、現実見てよ。
証拠が出揃ってるのに、まだ認めないの？
アンタの理想なんかどうでもいい。
頼むからもういい加減…」
皆帆「＿＿＿＿だって！！！」
捲し立てるように、僕に現実を突きつけるように。
Aは強い口調で次々と言葉を並べた。
悪い僕はソレをやめてほしくて、認めたくなくて。
自分でも驚くくらいの声量で彼女の言葉を遮った。
僕は視線を落とし、拳を握り締める。
悔しい。ハッキリ否定出来ないのが悔しい。
彼女の言葉一つ一つを違うんだって、言えないのがとてつもなく悔しい。
それ当たり前なのかもしれない。全てが真実なのかもしれないから。
でも僕は否定したかった。
違うって、ハッキリ、言いたかった。
だって、僕は＿＿＿＿＿＿
皆帆「……キミを、嫌いになりたくないんだ」
さっきまで威勢が良かったのに、それは何処に行ったのか。
次に言葉を放った時、驚く程震えた声で絞り出した。
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ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» すみません…あの…僕…調べるとき…G○ogle知ってまして…使ってますので…ご心配なく…？ (2020年10月14日 0時) (
レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» Googleがややこしかったら『コトバンク』という辞書アプリをオススメします！簡単で見やすく、基本無料なのでお手軽に調べられますよ〜！自分も文章を書く時にお世話になっているアプリです〜！ (2020年10月14日 0時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» わっ…分かりました…！ (2020年10月14日 0時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» 皆まで言うな』は「全部言わなくていい」という感じの意味なので『最後まで言うな』と意味的にはほぼ同じかと……辞書で調べればおそらく載ってると思いますし、Google先生でも調べられますので、詳しくはそちらの方で調べてみてくれれば…！ (2020年10月13日 23時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» あっ…多分そう…です…？（意味的に同じとは…？小学生（？！）にも分かるように説明して欲しいのですが…） (2020年10月13日 23時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
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