▼本物は何処に ページ37
天馬「イシガシさん！今、本物の剣城が何処にいるか心当たりはありませんか？」
話は戻り、キャプテンが食い気味にイシガシさんに尋ねた。
こんな必死なキャプテンはほとんど見た事がない。
それもそうだろう、攫われた剣城君はキャプテンにとっては親友とも呼べる相手。唯一無二の存在なのだ。
此処にいる誰よりも彼の事が心配だろう。
ｲｼｶﾞｼ『…そうですね…
剣城選手がファラムオービアスの手に堕ちたのだとすれば、彼等の手によって何処かに幽閉されている可能性が高いかと』
キャプテンの質問にイシガシさんは少しの間考える素振りを見せると、相変わらずの淡々とした口調で答えた。
でもその回答は曖昧で、キャプテンが納得するような答えではなかったようだ。
天馬「何処かって…何処ですか！」
神童「…天馬、」
不安を煽られたんだろう。
キャプテンが更に食い下がろうとしたが、神童君が彼を静止させた。
キャプテンは何か言いたげな顔をしていたけれど、すぐ落ち着きを取り戻すと素直に「すみません…」と頭を垂れて謝った。
ｲｼｶﾞｼ『我々が調査し、救出の手立てを考えましょう。アナタ方はどうぞ試合に集中されますよう』
天馬「でもっ…！
………わかりました」
淡々とした物言いにキャプテンもまた何か言おうとしたみたいだけれど、既の所で我慢。
また頭を垂らし、素直にイシガシさんに一任した。
ｲｼｶﾞｼ『では私はこれで。早速調査を開始します』
天馬「お願いします！何かわかったら、すぐに教えて下さい！」
ｲｼｶﾞｼ『はい、お任せを』
最後にキャプテンはそう伝えると、イシガシさんは短く返答を返して、ホログラムがﾌｯと消えてしまう。
イシガシさんとの通信が途絶え、重苦しい空気だけがこの空間に立ち込めた。
キャプテンの剣城君を思う気持ちがその空気に痛い程伝わる。
キャプテンと剣城君は僕から見なくっても、本当に仲が良い人達だから。
性格はまるっきり正反対なのに、一緒にサッカーをする時は驚く程息が合うんだ。
それにキャプテンとサッカーをしている時の剣城君はいつも楽しそうにしていた。
キャプテンはいつもサッカーを楽しんでいるけれど、剣城君がいると余計に楽しそうに見えた。
……少しだけ、羨ましく思うよ。
僕も、彼女とそんな風になれていたかな。
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ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» すみません…あの…僕…調べるとき…G○ogle知ってまして…使ってますので…ご心配なく…？ (2020年10月14日 0時) (
レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» Googleがややこしかったら『コトバンク』という辞書アプリをオススメします！簡単で見やすく、基本無料なのでお手軽に調べられますよ〜！自分も文章を書く時にお世話になっているアプリです〜！ (2020年10月14日 0時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» わっ…分かりました…！ (2020年10月14日 0時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» 皆まで言うな』は「全部言わなくていい」という感じの意味なので『最後まで言うな』と意味的にはほぼ同じかと……辞書で調べればおそらく載ってると思いますし、Google先生でも調べられますので、詳しくはそちらの方で調べてみてくれれば…！ (2020年10月13日 23時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» あっ…多分そう…です…？（意味的に同じとは…？小学生（？！）にも分かるように説明して欲しいのですが…） (2020年10月13日 23時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
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