彼女の逃走 ページ8
「何なのアレ…？！
何なの、あの化け物は……？！」
私は全力疾走で山の中を駆け抜ける。
あんなのヤバイよ…！
まともに相手したら間違いなく餌にされる…！！
そういえば…誰かあの化け物と闘ってたみたいだけど…
だ、大丈夫かな、彼奴ら……
つか私、初めてなのに普通に技出せてたな…
とゆうか初めてじゃ無かった感じだったんだけど……
あーー！もうっ！！
とりあえず今は逃げないと！！
もしかしたらあの化け物、追い掛けて来てるかもしれないし……
「………あれ…？」
ふと後ろを振り返ると、予想とは違い何も追い掛けて来ていなった。
魔力も先程より大分弱まってきてるし…
………た…助かった……？
「よ……よ……」
良かったぁぁ……
私は走るのを止め、その場にへなへなと腰を下ろす。
なんだ、追い掛けて来てなかったんかよ…
走って損した……
まぁ、助かったみたいだからよしとするか。
にしてもあの化け物どっから湧いて来やがった…？
まさかこの辺ウヨウヨいるわけないよな？
あぁ……こんなんなるならゴウセル様の言う通り小屋にいれば良かった…
とゆうかゴウセル様、今何処にいんだよ…？
まだ村にいんのかな？
えーと…ページ？だっけ？
そいつの世話でもしてんのか…？
「ペリオだ。
お前の記憶力は
「ギャーーーーーー！！？」
喉が壊れるんじゃないかってくらいの叫び声を上げ、私は後ろに後退る。
真後ろにはいつの間にかゴウセル様がいて、お得意の“
「ご、ゴウセル様っ！？」
「やあ、今朝振りだなリラ」
ゴウセル様はわざとらしいポージングで眼鏡をクイッと上げながらそう言った。
相変わらず…その……うん。
…って、それどころじゃない。
「な、なぁゴウセル様！
さっきそこで変な化け物がいて……」
私は先程の恐ろしい化け物の事を話そうとしたが、ゴウセル様に言葉を遮られた。
「むっ、やはりキングの言っていた『少女』と言うのはお前だったか」
「え…？き、きんぐ……？」
「とりあえず見つかって良かった。
よし、行こう」
「ちょ、ど、何処に？！」
ゴウセル様は私の言葉に全く聞く耳持たず、ヒョイと私を抱き上げるとそのまま何処かへと向かって駆け出した。
………な、何なんだよ……コレ。
メチャクチャ恥ずかしい。
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＊IJu＊(プロフ) - ユキヤさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けているようで嬉しいです^^名前についてはどちらも変更可能ですので、そちらで御自身のお好きな名前に変えて頂ければ……！ (2022年9月10日 18時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヤ - 名前が一緒でめっちゃ読みにくいけどめっちゃおもろい今日このごろ (2022年9月10日 12時) (レス) id: 30a2e3b099 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - そうなんですか．．．まぁ、アニメキャラはみんな可愛いです。機会があったら調べてみますね♪ (2015年8月13日 21時) (レス) id: 578c57ad6f (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 銀来さん» いえ、好葉というキャラクターがいるんですよ…紛らわしくてすみませんorz 因みにマギはあまりわかりません、ごめんなさいorz (2015年8月13日 13時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - 好葉→紅覇ですか？えっと、要するに、マギ好きですか！？ (2015年8月12日 16時) (レス) id: 6789b7c894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年3月23日 19時
