妖精王の焦り ページ18
「バン！！バーーーン！！！
ちょっと、放してよっ！！」
オイラはそう叫びながら、バンの下にある
だけどバンは寝ているくせに全く放してくれない。
「オイラの
「ここはキングとバンの部屋…か」
その時、部屋の扉が開き、ゴウセルとリラがやって来た。
リラはバンの様子に少し引き気味だ。
「寝相悪……」
「酔っているから特にな」
「私もこうなるんだ…」
「ああ、だから飲むなよ」
ゴウセルの言葉にリラは顔を少し青ざめながらも頷く。
…ああ、だからお酒飲まなかったんだ。
「キングは窓際でハンモックなのか？」
「う…うん。
星空を眺めながら眠るのが趣味なんだよね」
「星空か……
なかなかロマンチックな趣味だな
…………ん？」
ゴウセルは窓際に近付き覗き込む。
……あ、バレたかも。
「前言撤回」
バレた。
「ご…誤解だってば！！
オ…オイラはただ無防備なディアンヌを眺めてるわけじゃなくて守るために…
ホラ、見張りを兼ねて…うん」
「声が上ずってるぞ」
必死で言い訳を述べてみるが、リラの鋭い一言によって言葉を失った。
「も〜〜〜！！
寝るから邪魔しないでよ！！」
そう言ってオイラはその場を誤魔化した。
するとゴウセルは首を傾げてから、
「その前に一ついいか？」
と、静かに言った。
「何？」
「時間はあまり取らないよう努力しよう。
…リラ、先に上に行っててくれないか？」
「はーい、了解でーす」
ゴウセルの言葉にリラは素直に従い、1人部屋から出て行った。
リラの足音が遠ざかり、やがて聞こえなくなるとゴウセルはオイラを真っ直ぐに見て、口を開いた。
「今日、リラが“
「あ…ああ、それね」
一瞬、ディアンヌの事かと思ってたから、少し安心。
あの技については、今の所オイラの勘違いで済ませている。
でもそう簡単に自分の中では決め付けられなくて、少しモヤモヤしてる感じ。
考えれば考えるほど、あの技がAの技に思えてならない。
「それが何だい？」
「その事なのだが……」
ゴウセルは視線を下に向け少し俯くと、
床を見つめたままこう言った。
「忘れてくれないか？」
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＊IJu＊(プロフ) - ユキヤさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けているようで嬉しいです^^名前についてはどちらも変更可能ですので、そちらで御自身のお好きな名前に変えて頂ければ……！ (2022年9月10日 18時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヤ - 名前が一緒でめっちゃ読みにくいけどめっちゃおもろい今日このごろ (2022年9月10日 12時) (レス) id: 30a2e3b099 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - そうなんですか．．．まぁ、アニメキャラはみんな可愛いです。機会があったら調べてみますね♪ (2015年8月13日 21時) (レス) id: 578c57ad6f (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 銀来さん» いえ、好葉というキャラクターがいるんですよ…紛らわしくてすみませんorz 因みにマギはあまりわかりません、ごめんなさいorz (2015年8月13日 13時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - 好葉→紅覇ですか？えっと、要するに、マギ好きですか！？ (2015年8月12日 16時) (レス) id: 6789b7c894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年3月23日 19時
