＊ ページ37
「そンな事より、」
昨日の夜の事を思い出して、思い当たるような、ないような。頭がまだ整理し切れてなくて、思い出してうんうん唸っていると、ふとラキオが改まったような私を見遣る。
まだ何か言いたい事があるようだ。
私は首を傾げると、ラキオはおもむろに私の方へと歩み寄る。ベットの傍まで来て、ソファのように腰掛け、私の手首を掴む。掴まれてから、やけに距離が近い事に気付いて私はラキオを見遣ると、ラキオはジーッと私を見つめた。
えっ…？何？何…？ど、どうしたの……？
思ったより距離が近くて。そんな状態で見つめられて。不覚にもドキドキしてしまう。
気になるけど、言葉が出なくて。パクパクと金魚のように口を開閉するしか出来なくて。暫くそんな感じでラキオから目をそらせないでいると、ふとラキオは薄く笑った。
「説明しなよ」
「へっ……？」
「さっき君�犇笋慮悪瓩鮟个靴討い燭茲諭�
どういう事か説明してくれる？」
「………………あ」
強めに手首を掴まれながら、ラキオは青筋立てて私を睨む。言われてから私は一連の自分の行動を思い出し、思わず声が漏れる。
……ラキオの前で�犇笋慮悪甬�動させちゃった……
−−−
「ふぅん？つまり君が僕の�犇笋慮悪瓩療陲鵑静ニ税�って事だね」
とりあえずラキオに全部説明した。
でないといつまでも帰してくれないような気がした。手首掴まれてたし。
説明したら何故か私は泥棒になってしまい、でも何とも言えなくて私は押し黙る。
というか、この�犇笋慮悪瓮薀�オのだったんだね……
自分が何故�犇笋慮悪瓩鮖�っているのかは分からない。記憶も無いし、もしかしたら本当にラキオから�犇笋慮悪瓩鯏陲鵑任靴泙辰燭里�もしれない。
そうだとしたら、やむを得ない理由があった、と思いたい……
……でも、そうなるとセツの�犇笋慮悪瓩呂匹Δ覆襪鵑世蹐Α帖帖�
「フン、まぁいい。寧ろ好都合だよ。
�犇笋慮悪瓩硫舎佑箸靴栃森埀�宙を彷徨う
�犇笋慮悪瓩鯏陲泙譴�(？)事に腹は立てていたようだけど、同時に寄生された身でもあり、ソレに実際に会えたからか口振りは御機嫌だった。
こっちとしてはあんまりいい気分じゃないけれど……まぁ、朝から怒られるよりはマシか、な……
＊→←おやすみ、グノーシア【ラキオ】＊�犇笋慮悪瓩砲弔い謄優織丱戝躇�
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