検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:8,150 hit

△リボンが196こ▽ ページ3

しかし、真名部の予想は不幸にも命中し、Aは商店街を出てすぐにある建物の門の前で立ち止まる。

ソコは稲妻のシンボルがトレードマークのマンモス校『雷門中』だ。
前にも話した通り、この学校には真名部の友人である松風天馬を初めとした元アースイレブンの面々が数人通っている学校で、真名部としては近付きたくなかった所だ。

今日は休日なので授業は無いようだが
それでも校舎内から部活動で賑わう声や吹奏楽部の楽器の音が響いているので、中に人がいないと言う事は無さそうだった。



真名部はバクバクと鳴り響く心臓を抑え、そっと電柱から顔を覗かせる。

道に迷って立ち止まっているのかと思いたかったが
Aの様子からソレも違いそう。
どちらかと言ったら狢圓噌腓錣讃貊蠅冒瓩到着して待ちぼうけている瓩茲Δ妨えた。

そんな彼女はそわそわと落ち着きなく、キョロキョロを辺りを見渡しては何処か楽しそうに微笑むのだ。



「(どうして、何故、なんで……?!
彼女は一体何を待っていると言うのです…?!)」



外れて欲しい予想が尽く当たり、真名部は遂に頭を抱えて取り乱す。


彼女が何かを待ちわびていると言うのなら、一体ソレは何なのか。

それとも狠か瓩覆里。
狠か瓩世箸靴燭蘆なのか。


母親…?それとも3人の父親の内の誰か…?
それとも真名部にはまだ話していない知り合いでもいるのだろうか。


だとしても、わざわざこの雷門中前に集まるのも真名部の心臓に悪い。

真名部は昨日話したはずだ。
この学校に知り合いが通っていると。
だからあまり近付きたくないし、長居したくないと。


それなのに、まるで真名部に対する嫌がらせのように。こんな所で待つなんて。

内心苛立ちさえも感じながら、真名部はその時を待っていた。



その時だ。



「____っ?!」



自分から見て左側の道から、よく知った顔が2人並んで歩いて来ていた。


2人共どちらも真名部と同じぐらいの少年達。
片方はオレンジ色のカニのような頭で
もう片方はコロネのような茶髪の頭。

真名部の息が詰まる。
2人の顔には見覚えがある。
だからかこんな状況なのに、思わず目頭が熱くなった。



「っ……松風、くん………

皆帆、くんっ……!!」



その2人はかつて共に地球を救ったチームメイトであり

真名部が猴Э有瓩肇魯奪リ紹介出来る2人だった。

△リボンが197こ▽→←△リボンが195こ▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
設定タグ:イナギャラ , 真名部
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

*IJu*(プロフ) - あずさん» はじめまして!コメントありがとうございます!一気見するぐらい夢中になって頂けて嬉しいです(´˘`*)お褒めの言葉もありがとうございます、恐縮です…!これからも更新頑張りますー! (2021年2月8日 1時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
あず - はじめまして…!今日このシリーズを見つけて、一気見してしまいました…!!!真名部が少しずつ追い詰められていく様子が細かく描写されていて凄く読み応えがありました…!!本当にすごいです!!これからも応援しております…!! (2021年2月7日 17時) (レス) id: 9c7942e2bb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年12月29日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。