検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:11,374 hit

チョロいのです ページ43

「そういう事なので、良かったらお使いにお付き合いしてくれませんか?」

「……まぁ、いーケド」



ついでなのでお使いに付き添って頂けるかお聞きしました所、不動さんは快く了承してくれました。
やはり不動さんはお優しい方なのです。

それに私もまだまだ不動さんとは一緒にいたかったので、丁度良い。
不動さんとのデート延長なのです。



「因みに何頼まれてんだ?」

「アイスと……食パンですかね?」

「アイスとはこれまた……ゆっくりしてられねーモノを」

「……確かに」



アイスは溶けてしまいますからね。
冬と言えと、持ち運びには十分注意しなくては。

つまり、不動さんとゆっくりお喋りしながら帰る事は出来ないって事なのです。
涼野さん、あとでアイス貰うのです。


まぁ、行きは全然ゆっくりしてても良いと思うので
私達はゆっくり稲妻商店街に向かいました。



−−−



稲妻商店街のスーパーに辿り着くと、私はカゴを持……とうとして、目の前で不動さんに取られてしまいました。

最初はか弱い彼女の代わりに重い物を持ってくれた……と、思ったのですが、直後に「お前に持たせたら何入れてくるかわかんねーからな」って言われてしまいました。



「ただでさえ普段から油断したら突っ込んで来るんだから。お前に任せたらお菓子コーナーから出て来なくなりそうだ」

「そんな事ありませんよ、失礼ですね。
私の事なんだと思ってるんですか?」

「腹ん中にブラックホール飼ってるカワイイ奴」

「カワイイって言ったら何でも許されると思ってるんですか?」

「あれ?許されない?」

「………………半分だけ、許します」



……不意打ちの『カワイイ』は心臓に悪過ぎた。
このチョロさには不動さんからも「チョロっ」と言われてしまう始末。


気を取り直して、私達はお店の中に入ると、まずはパンのコーナーから見て回る事に。

手前にフルーツが沢山あって足を止めそうになりましたが、不動さんに制され、背中を押されてスルーせざるを得ない状態になり、泣く泣くスルーしました。

見覚えのある頭なのです→←思い出せたのです



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:イナギャラ , 不動明王
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

*IJu*(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» コメントありがとうございます…!楽しんで頂けたようで良かったです^^更新頑張りますー! (2021年11月4日 1時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです!続きを楽しみに待っています!(*´ω`*) (2021年11月3日 4時) (レス) @page50 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年12月29日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。