思い出せたのです ページ42
カフェでパンケーキ等を食べ終えた後は、ゆっくりのんびり歩きながら帰路につく。
不動さんに言われた通り、カフェでまったり過ごしたので空はもうオレンジに染まりかけていました。
中途半端な時間帯なので、ここでいつもなら『もう少し』と駄々を捏ねて違う場所に行ったのでしょうが、今日の私は違います。
なんてったって次のデートの予定がありますからね。
次は不動さんとショッピングに行くのですから。
……まぁ、不動さんとすぐにお別れするのは少し寂しいですけれども。
「めっずらしー……こんな時間に俺を帰してくれるなんて」
「悪意のある言い方ですね。
門限前にはちゃんと帰してるじゃないですか」
「俺に門限は無いんだが？」
「えっ…？無いんですか？」
「…おい、なんだそのキラキラした目は。
その期待の込められた眼差しは」
「また余計な事言っちまったか」とボヤく不動さん。
ええ、貴方はとても素敵な情報を言ってくれました。
とはいえ、こちらはまだ門限が決められている者なので、24時間コースは無理そうですが。
ああ、お父さんの部屋をお借りした時の暮らしのような生活がしたい。
…そうなると最早24時間では足りませんが。
「でもそんなにすぐ帰りたくないのでしたら、これからまた何処か近場にでも行きましょうか？」
「ここ周辺はなんもねーぞ？あるとしたら稲妻商店街が河川敷ぐらいだが……商店街なんて、お使い頼まれてりゃよく行くとこだろ」
「お使い……………あ、」
�狆ε抗広瓠帖弔修慮斥佞鯤垢い董△佞蛤Ｄ�のやり取りが思い起こされる。
そう言えば私、涼野さんと八神さんにお使い頼まれていたんでしたっけ。すっかり忘れていました。
でも不動さんのおかけで思い出す事が出来ました。
不動さん、ありがとうなのです。
「あ、ってなんだよ。
お前、まさかお使い頼まれてたとか？」
「はい、そうなのです」
「…………は？」
最初はからかっていたつもりなのでしょう。
ニヤッと笑いながら言っていた不動さんでしたが
私が普通に頷くと、途端に間の抜けた顔を浮かべた。
そうして「なんでわざわざデートの時に頼むかなァ…？」「ああ、でもデートの事言ってないだろうからそうか……」「いや、でもフツー頼むか……？」と1人でブツブツ悩み初めてしまいました。
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＊IJu＊(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» コメントありがとうございます…！楽しんで頂けたようで良かったです^^更新頑張りますー！ (2021年11月4日 1時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2021年11月3日 4時) (レス) @page50 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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