△リボンが62こ▽ ページ16
そんな事もあったが、気を取り直して真名部は彼女の案内に従い目的地へと向かう。
その間、Aが一方的に話題を振り、真名部がほとんど答える形で話していたのだが
Aはその間ずっと律儀に真名部の事を�爐犬鵑�ん�瓩噺討鵑任い拭�
しかも真名部の心配とは裏腹に彼女の足取りはスムーズで、話しながらでも目的地は明確に分かっているようだった。
途中、道に迷う事も無く真っ直ぐに彼女は住宅街から
やや都会な街並みが並ぶ賑やかな通りを歩き、そうしてとあるデパートに辿り着いた。
服屋の方を思い浮かべていた真名部は拍子抜けしたが
こちらの方が色々と品揃えが良さそうだと考える。
駐車場を抜け、店に入るとクリーム色の通路と様々なブランドの化粧品やアクセサリーが出迎えた。
「(人がこんなに…なるべく目立つような事はしないようにしませんと)」
あまりこういう所は行かないので、真名部は思わず周りをｷｮﾛｷｮﾛと子供のように見渡してしまったが
今の自分の現状を考え、すぐに帽子の鍔に指を置く。
平日にも関わらず店の中はもう既に客が店の中を徘徊しており、真名部の表情が強ばる。
幸い、今は自分に気付いている人はいないようだが…
早くも真名部には不安が募っていた。
「えーとね、お洋服は確か…2階と3階で売ってたよ！いこいこ！」
着いてすぐ彼女は案内板も見ずにそう言うと
周りを警戒する真名部の手を掴んだ。
そのまま真っ直ぐエレベーターの方に向かおうとするので、真名部は1度踏みとどまって彼女を制止させ
「ちょっと待って下さい！」と少々焦り気味に告げた。
「…？どうしたの？アレ嫌い？」
「え、エレベーターは流石に…人が多いですし、バレてしまう可能性が…」
「あ、そっか…！じゃあ階段で行く？
ほら！あそこにあるよ、階段！」
「か、階段…」
エレベーターは人が多く乗り合わせるし、万が一を考えた。
するとAは少し考えた後、エレベーターのすぐ横にある階段の方を指差す。
階段には案の定、向かう人がほぼ居らず、無人の状態だ。
それもそうだろう。すぐ横にエレベーターがあるし
入口から少し奥に進めばエスカレーターもあるんだから。
わざわざ階段を使う人はいない。
真名部もエスカレーターの方を提案しようと言ったのだが、そちらもかなり使われているようだし
人目につきたくないのなら階段の方がいいだろう。
やや苦々しい顔をしつつも真名部はそう考えると
彼女と共に階段の方へと向かった。
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＊IJu＊(プロフ) - 僥姫さん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けているようで作者も嬉しいです( ´ ▽ ` ) (2020年7月5日 2時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
僥姫 - やばい 面白い (2020年7月2日 10時) (レス) id: b3f17b46d5 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 黒音_幻月さん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けているようで作者も嬉しいです|ω`)これからも頑張らせてもらいます〜！ (2020年6月18日 1時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
黒音_幻月(プロフ) - 続編おめでとうございます。少しずつ主人公ちゃんに心を開き始めている真名部くんや、この先の展開にいつもワクワクしながら読み進めています。これからも応援させていただきます…! (2020年6月17日 6時) (レス) id: 71e1357481 (このIDを非表示/違反報告)
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