認めざるおえないんだよ ページ28
「どうしてですか？」
「だってよ、お前の親父さんは、ほら…アレだろ？
その……余命宣告されたんだろ？お前も聞いてたんだから知ってるだろ？」
古城の話していた話は信じるとして
だとしても古城の親父さんの命はもう1週間もないはずだ。
それなのに、この手紙には�狃佞坊泙┐僕茲き瓩世覆鵑董�
春は確かにもうそろそろだが、だとしても親父さんの余命である1週間よりは随分と後の話だ。
もうこの世にいないであろう季節に自分の娘を迎えに来させるだなんて……
この手紙、本当に彼女の親父さんが書いたのだろうか？
「……確かに、そう…ですよね」
あんまり彼女を傷付けないよう、やんわりと言ってやったつもりだが、やはり彼女は思い出して傷心してしまったらしい。
途端にしょんぼりとした顔をして視線を落とすと
俺の腕を掴んでいた手を離す。
だがすぐに顔を上げると「でも、」と言葉を付け足して、じっと俺の目を見ながら続けた。
「私はこのお手紙を信じます…！
もしもこのお手紙が本当にお父さんからのお手紙で、本当にお父さんが春にあの家に来る可能性だって否定は出来ませんから」
「そりゃ、可能性は0ではないだろうけど……」
……限りなく0に近いと思う。
そんな事口が裂けても言えない俺は黙っておいたけど
でもやっぱり彼女の今後の事を考えたら、言った方が良いのか迷う。
だがやはり目の前で嬉々として手紙の事を話す彼女を見たら、彼女の夢を壊す様な事は出来なくて。
……彼女にとって、この手紙は希望だ。
だって親父さんとまた会えるかもしれないんだから。
どうやって会う気なのかは知らないが。
それにこんな紙切れ1枚の中のたったの1文で
死んだ魚みたいだった彼女がこんなにも感情豊かになってんだ。
「お父さんに会う時は是非不動さんも一緒に行きましょう。改めて不動さんをお父さんに紹介しなくては」
「……普通の紹介だよな？」
そう考えたら本当に彼女の親父さんの存在は彼女にとって偉大なんだろうって認めざるおえない。
悔しいケド。
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ゆうくん(結翔)(プロフ) - ＊IJu＊さん» いえいえ！！はい、頑張ってください！！！ (2020年5月6日 8時) (
レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ゆうくん(結翔)さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです( ´ ▽ ` )これからも頑張ります〜！ (2020年5月6日 4時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうくん(結翔)(プロフ) - とても内容めっちゃ好きです(語彙)これからも頑張ってください！！！ (2020年5月4日 13時) (レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
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