紛らわしいんだ ページ27
その後の古城の話を詳しく尋ねると、どうやら俺は根本的に誤解していたらしい。
彼女を迎えに行った時、まるで通夜でもやってるのかってくらい静かで表情も沈んで……いや、死んでいたら。
てっきり俺、親父さんが亡くなったのを報されて落ち込んでるのかと思ってた。
でも実際に看護師さんから聞いたのは、親父さんが転院をした事。
それでどうしてあそこまで、って思ったが、古城曰く「お父さんにちゃんとお別れを言えなかったのと、私に黙って私の知らない所に行くのがちょっとショックだったのです」だそうな。
………………紛らわしい。
「…………今まで考えてた事とか心配とかその他諸々を全部返して欲しい気分だ」
「すみません、まさか誤解なさっているとは思わなかったもので」
話を聞いて俺は彼女を睨むようにじっとり見遣ると
何故か片手を頬に当てて照れくさそうに目をそらした。
まぁ……誤解してた俺も俺だ。
こうなるんだったら聞いとけば良かった。
聞ける空気じゃなかったケド。
「…ところで不動さん。誤解していたとはいえ私の事を考えていて下さったんですか？」
「…あ？」
「私の為に心配とかその他諸々もしていて下さったんですか？」
しかも更に墓穴を掘った。
というか目敏いんだよ、コイツは。
思わずﾎﾟﾛｯと言っちまった事を拾った古城は何処か嬉しそうに俺に詰め寄る。
調子乗って俺の腕に頬擦りまでしやがってよ。
とりあえず、これ以上は面倒になるのは今までの経験上わかっているから、擦り寄られている方とは反対の手で彼女の頭を撫でて誤魔化そうと思ったが、なかなか彼女はしつこかった。
「どんな風に考えていたんですか？」だとか
「どんな風に心配してくれていたんですか」だとか。
そんな事まで教えたらいよいよ俺はコイツに逆らえなくなる。
「……でもよ、親父さんが生きてたとしてもやっぱり可笑しいぜ、その手紙」
どうしてやろうか、いっそキスでもすれば黙ってくれるだろうか。
なんて、とんでもない事考えていたが
ふと手紙の内容が気になって俺は彼女に尋ねた。
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ゆうくん(結翔)(プロフ) - ＊IJu＊さん» いえいえ！！はい、頑張ってください！！！ (2020年5月6日 8時) (
レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ゆうくん(結翔)さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです( ´ ▽ ` )これからも頑張ります〜！ (2020年5月6日 4時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうくん(結翔)(プロフ) - とても内容めっちゃ好きです(語彙)これからも頑張ってください！！！ (2020年5月4日 13時) (レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
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