幽霊【一松】 ページ34
�爛愁讚瓩亘傭�が居間でくつろいでいる時に、突如現れた。
「っ…？！」
スッと、隣の壁から通り抜けてきた白いモヤ。
それはぼんやりと人の形をしていて、足元がうっすらと透けていた。
世にいう�猴�霊�瓩箸いΕ筌弔�僕達の目の前に現れた。
「どうしたの、一松兄さん？」
僕がずっと一点を見ていた事に疑問を感じたのだろう。
スマホをいじっていたトド松は訝しげに顔を上げると首を傾げた。
そして俺が見ている方を見るが、頭の上に「？」を浮かべて眉を顰める。
…どうやらトド松には見えていないようだ。
「何かいんのか？」
「ちょっとやめてよおそ松兄さん…」
「いや…その」
他の皆も僕と僕の見ている方を見て首を傾げたり眉を顰めたり。
その間も白いソレはその場に立ち尽くしたままなのだが、誰も気付かない。
「…？ 十四松？どうした？」
…いや、1人だけ違った。
今まで寝転がっていた十四松は急に立ち上がると、白いソレの前に立って首を傾げた。
すると白いソレは微かに、本当少しだけ、動いた気がした。
『＿＿＿＿！！＿＿！？』
そして白いソレは突如、雑音のような声を発し始めた。
キィンと、脳味噌を突くような雑音を。
僕は思わず耳を塞ぎ、眉を顰める。
周りの皆にはやはり聞こえないようで、「大丈夫か？」と耳を塞いだ僕の心配をする。
「…」
…十四松にも聞こえていないのだろうか。
じっと白いソレを見つめたまま、その場に固まる十四松。
「おいおいおい、二人共どうしたんだ…？」
「な、なななんかいるの？！ねぇいるの？！」
「え？マジで？」
「おいトド松、しがみつくな」
「…」
「っ…」
僕と十四松の様子にやっと異常を感じ取ったのだろう。
他の皆もそれぞれ恐怖に顔を歪める。
怖がりなトド松に至ってはチョロ松兄さんの腕に抱きつく始末。
その間にも白いソレが発する雑音が頭に響き、僕は頭を抱える。
『＿＿たす て』
「……え…？」
刹那、脳裏にとある少女の声が聞こえた。
顔を上げると白いソレにぼんやりと色がつき始める。
『＿＿＿たすけて』
『わたしは』
『ここに＿＿＿』
それだけ言うと�猗狃��瓩詫呂韻襪茲Δ紡�元から消えていき
やがて、そこには何もいなくなった。
「…十四松…？」
�猗狃��瓩�消えた後、恐る恐る十四松の顔を伺うと
奴はいつもとは違う、歪んだ笑みを浮かべていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紀鏡 - あれ…好きなもの【風丸】の肉のやつになんか察しがつくぞ…ちょっ？！佐久間？生きてる？！ (2017年7月3日 16時) (
レス) id: 4f8c5bdb75 (このIDを非表示/違反報告)
空月 - 好きなもの【風丸】ってやつの肉ってまさか佐久間の((( (2017年2月6日 14時) (レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
areru - 面白かったです。 またいつかでいいのでijuさんのアフロディ楽しみにしています。 (2016年5月4日 21時) (レス) id: 8f172b8017 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ＊IJu＊さん» わかりましたれありがとうございます♪ (2016年1月24日 17時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - リオさん» リクエストありがとうございます！！ お話がまとまり次第、この短編集の続編に更新しますので少々お待ち下さい！ (2016年1月24日 16時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年9月10日 13時
