怒ってない？【十四松】＊ハル様リクエスト ページ29
「あーーーー！！クソっ！！
あんのクソ童貞野郎がーーー！！！」
自室に戻ると私は開口一番にそう怒鳴ってベットにダイブした。
きっと下の階にいる本人に聞こえていると思うが、そんなのは関係ない。
チョロ松兄さんのド畜生が。
ちょっと帰りが遅くなっただけで親みたいにグチグチ言いやがって。
私はもう子供じゃないんだから。20過ぎたから。成人済だから。
しかもチョロ松兄さん達と違って私はちゃんと仕事してるの。し・ご・と！！
その関係で同僚や先輩に付き合ってどっか行ったりするんだっての。
何回説明したらわかってくれんだ、あのクズニートは。
あーあー、考えたらまたイライラしてきた。
しかも最近寝不足だし、上司うぜーし、もうやんなっちゃう。
明日は休みだし、こうなったら今日は飲んでどうにか……
「Aーーーーー！！！！」
「っ？！」
なんて考えていると、突然私を呼ぶ大声と共に部屋の扉がドンドンドンドンと激しくノックされた。
一瞬メチャクチャビビって起き上がっちゃったけれど、すぐ向こう側に誰がいるか察して私は少し声を張って彼の名を呼んだ。
「なーんだよ、十四松兄さん？」
「いるーー？！」
「いや返事してるから。いるから」
「そっか！！」
私が答えると十四松兄さんは「入るよー！」と扉を開けて、部屋の中に入って来た。
そして十四松兄さんは私の隣に座ると、焦点の合わない瞳でじっとこちらを見つめてくる。
…何だ？
「どうしたんだよ？何かあんのか？」
「何でもなーい！！」
「…じゃ、何で来たんだよ？」
「何でもなーい！！」
「殴るよ？」
どうやら十四松兄さんは意味も無く私の部屋に来たらしい。
先程の事もあってかイライラしている私はドスのよく効いた声音でそう言って拳を作る。
「…」
すると十四松兄さんは笑顔を固定したまま視線を下に向け、黙ってしまった。
心なしかその表情は少しだけ悲しそうな。
…何か、悪い事した気分。
「うわぁっ？！」
なんて罪悪感を少しだけ感じていると
不意に十四松兄さんは私に抱きついてきた。
驚いて私が声をあげると、今度は頭に優しい感触。
……今、私
十四松兄さんに撫でられてる？
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紀鏡 - あれ…好きなもの【風丸】の肉のやつになんか察しがつくぞ…ちょっ？！佐久間？生きてる？！ (2017年7月3日 16時) (
レス) id: 4f8c5bdb75 (このIDを非表示/違反報告)
空月 - 好きなもの【風丸】ってやつの肉ってまさか佐久間の((( (2017年2月6日 14時) (レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
areru - 面白かったです。 またいつかでいいのでijuさんのアフロディ楽しみにしています。 (2016年5月4日 21時) (レス) id: 8f172b8017 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ＊IJu＊さん» わかりましたれありがとうございます♪ (2016年1月24日 17時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - リオさん» リクエストありがとうございます！！ お話がまとまり次第、この短編集の続編に更新しますので少々お待ち下さい！ (2016年1月24日 16時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年9月10日 13時
