寒いから【十四松】 ページ23
「Aーーー！！！」
「ぐえっ！！」
部屋でくつろいでいると、急に後ろから私を呼ぶ叫び声と共に誰かが突進して来た。
大体誰かはわかるけど。
「十四松兄さん…痛い」
地味に背中に痛みを感じながら私を後ろを振り返ると、案の定十四松兄さんの顔がどアップでそこにあった。
……って近っ？！
思ってたより近っ！！
「ごめん！！大丈夫？」
十四松兄さんは焦点の合っていない目で私の顔をのぞき込むと、長い袖で私の顔をグリグリと擦りながら「いたいのいたいの飛んでけーー！！」なんて呪文を唱える。
ちょっと、打ったの顔じゃないんだけど。
とゆうかアンタ何歳よ。
「大丈夫だ、から…！
ちょ、大丈夫だから！」
「ホント？」
「ホントホント」
「良かったー！いたいのどっか行ったんだね！！」
いや、だから顔じゃないんだって。
ちょっと幼稚な十四松兄さんの発言に私は思わずフッと笑みがこぼれてしまう。
「……ねぇ、十四松兄さん。そろそろ離れてくれない？」
しかしふと彼は私のお腹に腕を回したまま一向に離れてくれない事が気になり、そう聞いてみる。
だけど十四松兄さんは何故か離れようとはせず、逆にお腹に回された腕に力を入れて私を引き寄せた。
「やだ！！」
「…何で？」
「だって寒いんだもん！！」
「そりゃ真冬に短パンは寒いでしょ？！」
「寒い寒い！！だからやだ！！」
いやだったら短パン着るのやめよう？！
……はぁ……十四松兄さんったら…
「しょうがないなぁ……」
「わーーい！！A大好きーー！！！」
観念して私が呟くと十四松兄さんは後ろで喜びの声をあげ、更に私を強く抱き締める。
……ちょっと苦しいけど、まぁいいや。
私は十四松兄さんの手の上に自分の手を置き、そのまま座椅子のように彼に背中を預ける。
すると彼は私の頭の上に手を乗せ、そのまま優しく動かして私の頭を撫でてくれた。
……何だかさっきよりリラックス出来てる気がする。
そのまま私は安心感からか眠ってしまい
おそ松兄さんが私の顔に落書きするのはもう少し後の話。
友達はいらない【一松】＊アヤ様リクエスト→←やっぱ長男【おそ松】
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紀鏡 - あれ…好きなもの【風丸】の肉のやつになんか察しがつくぞ…ちょっ？！佐久間？生きてる？！ (2017年7月3日 16時) (
レス) id: 4f8c5bdb75 (このIDを非表示/違反報告)
空月 - 好きなもの【風丸】ってやつの肉ってまさか佐久間の((( (2017年2月6日 14時) (レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
areru - 面白かったです。 またいつかでいいのでijuさんのアフロディ楽しみにしています。 (2016年5月4日 21時) (レス) id: 8f172b8017 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ＊IJu＊さん» わかりましたれありがとうございます♪ (2016年1月24日 17時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - リオさん» リクエストありがとうございます！！ お話がまとまり次第、この短編集の続編に更新しますので少々お待ち下さい！ (2016年1月24日 16時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年9月10日 13時
