夢か幻かそれとも【七つの大罪】 ページ14
ああ、嘘みたい。
これは夢なのだろうか。
「A…顔が赤いぞ？」
____私の大好きな団長が、か、壁ドンしてるだなんて。
「そう、かな…？」
私は彼から目をそらすと、サイドに垂れた髪を指先でくるくるといじる。
近い…！顔が、凄く近い。
こんなに近くまで団長が迫って来たのって初めて。
「いや、お前真っ赤だぜ？」
し、ししかも私の頬をさ、触ってるっ…！？
どどどうしよう、どうしよう。
「風邪かA？」
「だ、大丈夫っ！大丈夫！！」
あああ、更に顔まで近付けて来た…！？
近い…！このままキスしてしまいそう…！
「…ははーん、」
暫くジッと私の顔を見ていた団長は、不意に何かに気付いたのか
まるで悪戯を思い付いた子供のような顔つきになり、ニシシと笑う。
「照れてんのか？」
「そんな…照れてなんて…」
「嘘付け、心拍数が上昇してるぞ？」
ば、バレた…
だが隠そうにも私の鼓動はおさまることを知らず、このまま飛び出してしまいそうな勢い。
「このままキスしちゃいそう、とか思ってました？」
「え、えっ…？！」
しかも団長はまるで私の心を見透かしたかのようにそう言った。
何でわかったの…？
まるでゴウセルみたい。
「ち、違っ…別にっ…」
私は必死に首を横に振り全力否定した。
だってそういう事考えるとか、気持ち悪いって思われるかもしれないし…嫌われちゃうかも。
そんなの絶対嫌…！
団長に嫌われるのだけは絶対に…
「____俺は別に構わないぜ？」
「…え…？」
私が彼の言葉に目を見張った瞬間
私の唇に伝わる、柔らかな感触。
目の前には団長の綺麗な緑色の瞳。
………え……？
「だん…ちょ…？」
「ニシシ、お望み通りしてやったぜ？」
う、そ…私…今…
…団長と…キス…して…
「んぅ…？！」
放心状態になっていると再び私の唇と団長の唇が重なった。
しかも今度は結構深め。
「だんちょっ…！」
「…ワリ、A。無理」
またすぐ唇を離して団長は私に謝ると
そのまま私を押し倒した。
−−−
「最近Aとゴウセル仲良いのな」
「そうですね…
心無しか、以前よりくっついているような…」
「前までは団長団長って煩かったのによ♪」
「まぁ良いじゃない、仲良くなる分には」
「それより酒くれよ団ちょ〜♪」
「バン、お前それで何杯目だと思ってんだ？」
「いいからくれよ〜」
「ダーメーだ」
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紀鏡 - あれ…好きなもの【風丸】の肉のやつになんか察しがつくぞ…ちょっ？！佐久間？生きてる？！ (2017年7月3日 16時) (
レス) id: 4f8c5bdb75 (このIDを非表示/違反報告)
空月 - 好きなもの【風丸】ってやつの肉ってまさか佐久間の((( (2017年2月6日 14時) (レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
areru - 面白かったです。 またいつかでいいのでijuさんのアフロディ楽しみにしています。 (2016年5月4日 21時) (レス) id: 8f172b8017 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ＊IJu＊さん» わかりましたれありがとうございます♪ (2016年1月24日 17時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - リオさん» リクエストありがとうございます！！ お話がまとまり次第、この短編集の続編に更新しますので少々お待ち下さい！ (2016年1月24日 16時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年9月10日 13時
