嫌いの反対側＊Ki＊part3

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あ「うわぁ!!裕太!!これ見て!!可愛い〜♡」

　

　

目についた雑貨屋でAが興奮してる(笑)

　

目ぇキラキラさせちゃって...


　

　

　

玉「そうだね!!可愛いよ!!」

　

　

　
　

　


うん。可愛い...
誰よりも...Aが可愛い...

　

　

誰よりも可愛い...

　

　

　

玉「...Aが(ﾎﾞｿ」

　

　

　

　

気がついたらそうつぶやいていた
しまった!!と思った時には遅く
　

　

　

　

　

あ「ん？なんて??ごめん聞き取れなかった!!」
　

　

　

　

俺のつぶやきはばっちりAの耳に届いていた
...幸い内容までは聞き取れなかったらしい。

　

　

　

俺は思わず思いっきり慌ててしまい
余計に怪しい奴になってしまった

　

　

　

　

Aは店の奥に大好きなぬいぐるみコーナーを見つけたらしく
さっさと行ってしまった
　

　

　

　

そんなAを追いかけようと歩を進めた時
店にいた女の子達の会話が聞こえた
　

　

　

　

『あの人めっちゃカッコイイ!!声かける？』

　

　

『え、でもあの人彼女持ちだよ!!』

　

　

『あ、本当だ...でもお似合いだね〜』

　

　

　

　
　

　

どうやらその女の子達は俺らのことを言っているらしい
　

　

　

お似合いだね〜....

　

　

　

あぁ...クソ....頬が緩む

　

　

　

やっぱり恋人同士に見られるのは嬉しい
それだけで舞い上がってしまう俺はきっと重症だ...
　

　

　

　

　

あ「裕太!!こっちこっち!!」

　

　

　

玉「はいはい(笑)」
　

　

　

　

俺は緩む頬をおさえながらAのもとへと向かった

　

　

　

そしてまたあのキラキラした目でぬいぐるみを見ているAを見ていると
目つきの悪いクマのぬいぐるみに目がとまったようだ
　

　

　

でそのぬいぐるみを見つめたかと思うと
急に吹き出して笑った

　

　

　

　

どうした？と言うと

　

　


　

極上の笑みを漏らし
　

　

　

　

あ「このぬいぐるみ北山先輩に似てない？」
　

　

　

といたずらに言った

　

　

　

あぁ、やっぱりAは先輩の事が好きなんだなと再確認させられた瞬間だった。
　

　

　

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