プロポーズは日常の中に➀ ページ7
結婚する時のはなし
今日は私も彰さんも1日中お休みの日。10時というだいぶ遅めの起床をして、遅いブランチを取った後、私は2人分の食器洗いに取り掛かった。粗方お皿を洗い終わると、洗濯機を回していた彰さんがダイニングキッチンに顔を出した。
「さっき洗濯機から出した服、干しといたよ」
「わ、すごい量でしたよね？助かります」
私たちが生業としている声優という仕事は、案外体力がいる。仕事がある日に家のことをやる元気はお互いない。そこで仕事の日は最低限のことしかせず、休みの日にこうしてまとめて洗濯や掃除をするのが日課になっていた。
「僕はご飯作れないしお互い様だよ。お皿拭く？」
彰さんが私の背後からシンクを覗き込む。彰さんの髪の毛が私の首筋を掠めたのがすこしこそばゆくて、それがなんだかとても幸せに感じた。
「ふふ今日はふきんの上に置いといて大丈夫ですよ。折角の休日ですし、ゆっくりしましょ」
「わかった」
最後の食器についた洗剤を水で流し、家事を終えた私たちはリビングで2人くつろぐ。
「いやぁこれくらいのお仕事の量がちょうど良いですねぇ〜のんびりできて！」
「そうだねぇ」
ソファに2人座って何気ない話をしながら、面白そうな番組がないか、テレビの録画一覧の中を漁る。
「あぁ、でも彰さんは鬼滅で少し話題になってるし、お仕事が続きそう…無理は禁物ですよ？」
テレビへ向いていた視線を彰さんの方へ戻すと、彼はなんだか少し眩しそうに目を細めた。
「うんそうするよ。ありがとう」
〜
録画していた2時間分の番組を見終わって、少し目を休めようとテレビを消す。
今日の晩ご飯は何がいいですか、と伸びをしながら夕飯のリクエストを聞くと、彰さんは急にかしこまった様子で私の方に真っ直ぐ向いた。その姿に思わず身構える。
「…ねぇAちゃん」
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poco(プロフ) - 嬉しいです🥹待ってます😆 (1月10日 1時) (
レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
藤野(プロフ) - pocoさん» ありがとうございます！深夜のテンションで書ききっていたので不安だったので嬉しいです笑 続きができたらまた投稿しますね😚 (1月10日 1時) (レス) id: 4ec9f1e3da (このIDを非表示/違反報告)
藤野(プロフ) - ももさん» コメントとリクエストありがとうございます☺️子育てのお話は少し時間がかかるかもしれませんが、書かせていただきますので少しお時間いただけたら幸いです！ (1月10日 1時) (レス) id: 4ec9f1e3da (このIDを非表示/違反報告)
poco(プロフ) - ラジオでの惚気ネタめちゃくちゃ面白いです！続きもぜひ見てみたいです！ (1月10日 1時) (レス) @page40 id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
もも - お子さんとのお話とっても好きです！もし宜しければまた続きがあると良いなぁと思っています……！🥺✨ (1月8日 22時) (レス) @page7 id: aa51dc45d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤野 | 作成日時：2023年9月4日 2時
