中学校2 ページ7
自分が生きている意味がなくなり、
「どうして生きているのだろうか?」
という疑問を持ちながら中学2年生を迎えました。
2年生になっても、虐待、イジメ、セクハラは無くなりませんでした。
しかし、それに関しては、私は何も感じませんでした。
そして、中2の夏、ついに私を支配していた喪失感さえも無くなって行きました。
夏休みは、両親に一歩も部屋から出してもらえず、毎日毎日、殴られ、蹴られ、切られていました。
、、、けれど、ある日私は違和感を感じました。
だって蹴られているのに、いつも感じるはずの痛みを感じませんでした。
そして両親は痛がらない私に腹を立てたのか、ビール瓶で殴られました。
、、、、、、、、、、けれど、痛みは感じませんでした。
ただ、床に流れていく私の血を見る事しか、できませんでした。
しばらく経ったあと、自分で手当をしました。
血で服が汚れてしまったので、着替えようと思い、服を脱いだ時に鏡で自分の体を見ました。
やせ細った体についた無数の痣、切り傷、打撲痕、火傷痕。
我ながら醜い体だと思いました。
それにどれも半袖で隠れる場所に付けられており、私にとってはそれが、不幸中の幸いでした。
夏休みが終わり、学校が始まり、イジメとセクハラも再び始まりました。
その時までは、ものを隠す、蹴る、殴る、罵声を浴びせる、などでしたが、学校に行くと、机に落書きされていました。
油性のペンで大きく、はっきりと「死 ね!!」と書いてありました。
それを見ても何も思わない私は、もうすでに壊れていました。
、、、、
その日から暫くたち、確かあの時は、中学2年生の11月半ばだったと思います。
その日、私は放課後、誰も居なくなった3階の廊下から、外を見て居ました。
その時見た夕日は、とても、とても綺麗でした。
次の瞬間、、、私は窓から飛び降りました。
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