更に続き ページ28
『深夜0時 屋内グラウンドで』
紙にはそう書かれていた
しかし、この字には見覚えがある
「これ……充の字だ」
やっぱり…ビンゴか……
それなら
「行ってみる価値は大ありだな！」
でも万が一充じゃなかった場合も考えて防犯とかはしっかりした方がいいかも……
そんなことを考えながら深夜0時まで時間を潰した
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在時刻、午後11時50分
私の部屋から屋内グラウンドまでは近いからこれぐらいに部屋を出るのが丁度いい
「さ、行こう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在時刻午後11時59分
あと10歩で屋内グラウンドに着く
…いーち
にーぃ
さぁーん
しーぃ
ごーぉ
ろぉーく
しぃーち
はぁーち
きゅーう
「じゅーう！！」
カチッという音と共に時計は深夜0時を指す
？「クスクス……あはは！」
聞き慣れた笑い声が聞こえる
無邪気な笑い声
いたずらっ子な彼の声
？「さすが弥哥！時間ぴったりだ！！」
まぁ、いつもならもっと早く来るけどね
「今回は何となくぴったりに来た方がいい気がしただけだよ……
久しぶり、ずっと会いたかったよ
＿＿＿＿充」
充「…うん。久しぶり……」
充が柔らかく笑う
私の大好きな表情
「で、私を深夜に此処に呼んだ理由は？……ま、大体の予想はつくけど」
多分アレだ
充「へぇ、当ててみて？」
「誕生日」
充「せーかい♪」
だろうね
「逆にそれ以外が浮かばなかったよ……」
違ったらどうしようかと思ったよ
充「ふ……まぁさ、そういうことで…誕生日おめでとう！！」
充が私に何かを渡した
花束だ
「これ……私に？」
充「アンタ以外に誰が居るの？」
まあ、そうか
「…私じゃなかったらどうしようって思っただけ！ありがとう！！凄く嬉しいよ！！」
花束の中の花は勿忘草
充「………ね、弥哥…勿忘草の花言葉って覚えてる？」
花言葉…勿忘草は確か……
「【真実の愛】、【真実の友情】、【思い出】……」
充「それから？」
それから…か
あと思いつくのはアレだけ
「【私を忘れないで】……？」
充「正解♪」
やっぱりね……
充「俺はアンタのこと、絶対忘れないからさ…
＿＿＿＿アンタも俺のこと忘れないでいて
……なんて、重いけどさ」
充……
「私も絶対忘れないよ例えどれだけ時が過ぎても。忘れるわけないじゃん……
だって、私が初めて恋した人だよ？
きっと記憶喪失になったって覚えてるさ」
「まだまだ続くよ番外編！！」→←(遅刻してますが誕生日番外編兼)アナザールート2：幽霊(続き)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スプラッシュ - この作品が大好きです。何年か前に拝読させて頂いていて、また戻ってきました。作者様出来ればどうかこの素敵な作品を消さないでください。 (2021年8月20日 1時) (
レス) id: 9e051f0298 (このIDを非表示/違反報告)
よっちー(プロフ) - ユキさん» こんにちは！ボードの方にメッセージを送ることができました。ご迷惑をおかけしました。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 23e27d8161 (このIDを非表示/違反報告)
よっちー(プロフ) - ユキさん» こんばんは！こみゅ〜にアクセスできません…。不具合でしょうか…。 (2020年4月6日 21時) (レス) id: 23e27d8161 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 霧雨煙雨/月夜さん» 態々ご連絡ありがとうございます！了解致しました！ (2020年3月18日 9時) (レス) id: c99b0e1018 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨煙雨/月夜(プロフ) - ユキさん» こんばんは、霧雨です。俺らのイレブンについてお話したいので、咲夜さんの方へ行って頂いても宜しいですか…？ (2020年3月17日 20時) (レス) id: 51bb19e87e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
