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『はい、終わり』
捲っていたローブを元に戻してそう告げると、イライくんは「ありがとう」と言って微笑んだ。
用事も済んだし、そろそろランチにしようかな。
そう思い、椅子から立ち上がろうとすると、突然手首を掴まれる。
『ちょっ……！』
そのまま引っ張られ、体勢が保てずに彼の方へ倒れかかってしまう。
ぽすりと、彼の腕の中に収まる。
「もう少しこのままがいい」
彼の早まっている鼓動が、直接傍で聴こえる。
写真家と納棺師はともかく、彼が特別私を気にかけてくれているのは嫌でもわかる。
私はというと、特に悪くも思わないためそっとしている。
それに、
『んーじゃあ、お代はこれで』
彼の目元にかかる布を上にずらす。
青く深い、ブルーサファイヤのような澄んだ瞳と目が合う。
そう、私は彼の目が特別好きなのである。
天眼とはよくいったもので、この瞳を見ると胸の奥がぞわぞわとして、何とも言えない感情が押し寄せる。
ぼんやりと彼の目を見つめていると、不意に後頭部に手を添えられる感覚がしてハッとする。
『！待っ、ん…ぅ』
油断した。そう思うのが遅かったようで、唇に柔らかい感触が伝わる。
息、苦しい。
生憎、私は上手なタイミングで息をするのが苦手である。
だんだんと苦しくなって、トントンと彼の肩を押すがビクともしない。
酸欠でじわりと視界が滲む。
「ん……やっぱりその顔、魅力的だね。癖になるよ」
『は…っけほ、嫌な趣味…』
肩で息をしながら、辛うじて声を出す。
私の気持ちとは裏腹に、イライくんは目を細めて満足そうに微笑んだ。
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白夜(プロフ) - ぽぴらさん» ありがとうございます！！フレ申させてもらいました！白夜@陰キャ推って名前のやつです！弱いですがよろしくお願いします！ (2019年8月13日 2時) (
レス) id: 6250b56f0b (このIDを非表示/違反報告)
ぽぴら(プロフ) - 白夜さん» 嬉しいご感想ありがとうございます！わあ、こんなやつでよけれぱぜひぜひ！笑 れあみぃでやっておりますので、検索してやってください〜 (2019年8月13日 0時) (レス) id: 3f5b5addce (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - コメント失礼します！楽しく読ませてもらっています、凄く面白いです！あの、もしよければなんですけど第五人格フレンドになりませんか？ (2019年8月12日 22時) (レス) id: 6250b56f0b (このIDを非表示/違反報告)
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