Unloveable -5- (ページ49)

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ATSUSHI「でもあの子はもう前に進んでるから。」

ベッドから起き上がるATSUSHIさんは俺に向き合うように座ると

ATSUSHI「確かに悠介と付き合ってて結婚まで考えてたけど、仏壇があるからってわざわざ俺の親に会いに福岡来るのは結構な決心がいると思うんだよね」

Aが笑うようになったのは俺のおかげなんかじゃない。

確かにいろいろ口出しはしたけど
後はAが決めて行動に移した事だから

Aが自分自身を変えたんだ

ATSUSHI「だから悠介の分まで今市くんがAちゃんの事幸せにしてやってあげて？」

憧れのATSUSHIさんにこんな事を言われて思わずツバを飲み込む。

隆二「はい。俺はあいつから離れる気はありません」

微笑むATSUSHIさんに自分の気持ちを伝えられてホッとする。

だって、今の緊張感ハンパねーもん！！笑

ATSUSHI「よし！ありがとう！すっごい体軽くなったよ！！」

隆二「いえいえ。悠介さんの事、話してくれてありがとうございます。」

ATSUSHI 「ううん。お幸せにね」

隆二「はい！！あと改めて言うんですけど(笑)
憧れのATSUSHIさんに会えて超嬉しいっす！」

ATSUSHI「ありがとう。今度メシでも行こうよ」

隆二「マジっすか！？行きたいっす！！」

まさかのATSUSHIさんからのお誘いに
今日1テンションが上がる(笑)

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ATSUSHI 「じゃあ気をつけて帰ってね。
今市くんもありがとう！今度連絡するわ～」

隆二「ありがとうございます！お邪魔しましたー！」

A 「お邪魔しました～」

＂ガチャ＂

隆二「すっかり遅くなっちゃったなー」

ATSUSHIさんの家を出たのはもうすぐ日付が変わる頃。

A 「どうだった？生ATSUSHIは？笑」

隆二「もうマジやばい！！来る前に嫉妬してごめんな！」

俺が喜ぶと思って連れて来てくれたAには感謝だわ～。ホントに

A 「ううん。今日は付いて来てくれてありがとう」

隆二「いいってば～」

そういえばこのやり取りさっきもしたよな…笑

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