Unloveable -5- (ページ23)

今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:199,504 hit

218 ページ23

.

隆二と入った白嶺ちゃんの部屋。

俺は初めて入ったけど
白と青メインのシンプルな部屋だった。

伶菜とは対照的だな、、

広臣「伶菜にケーキ作ってくれたんだって」

隆二「ケーキ！？つか冷蔵庫じゃなくてなんで部屋なんだよw」

広臣「それ俺も思った笑」

A 「家にいるんだから冷蔵庫じゃバレますから！
Aの部屋寒いから冷蔵庫と同じ機能を果たしてくれるんで」

隆二「なんだよそれw」

A 「登坂さんこれにお願いしていいですか？」

広臣「はいよ、それにしてもすごいね」

隆二「これ、お前が作ったの？」

白嶺ちゃんの作ったケーキは
自分で作ったには立派すぎるケーキだった。

俺が持ってるライターで2と6のロウソクに火を付ける

A 「はい。チョコレートケーキです」

前に伶菜から聞いた事あるけど、
白嶺ちゃんは生クリームとか甘いのが苦手らしくて
誕生日の時はいつもチーズケーキかタルトって言ってた

隆二「チョコレートは大丈夫なの？」

A 「少しなら大丈夫です。
隆二くん、A とケーキの写真撮って下さい」

隆二「写真ね。いーよ」

＂パシャ‼＂

A 「A、目瞑ってないですか？」

隆二が撮った写メを確認する白嶺ちゃん

隆二「大丈夫だよ笑」

この2人の雰囲気、やっぱいい感じだよな。

広臣「白嶺ちゃん、いろいろしてくれてありがとうね」

俺たちが付き合えたのも今一緒にいれるのも白嶺ちゃんのおかげなのもある。

A 「いえ、伶菜は私にとって大切な存在だから…
伶菜を幸せにしてあげて下さい。」

広臣「うん、大切にするよ。」

隆二「ほらロウソク溶けちゃうから早く持って行きな」

A 「はーい」

自分の部屋を出てリビングの電気を消した白嶺ちゃん

伶菜『えっ！？停電？？』

A 『Happy Birth Day to you～♫ ……』

伶菜『えー！すごーーい！！』

今だにどういう子か掴めない不思議な子だけど
伶菜にこんないい友達がいて俺まで嬉しく思うときがある。

今日みたいな事が起こらないように俺も伶菜と一緒に白嶺ちゃん守るからね

広臣「白嶺ちゃんって自分のこと名前で呼ぶんだ」

隆二「あー、あれは楽しいときだけ」

やっぱ彼氏は何でも知ってんだな(笑)

.