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伶菜 「…………」
A 「なに?」
伶菜 「いまの何ッ!?ちょっと可愛いすぎ!!」
A 「何が?」
伶菜 「今市さんと上手くいってるみたいで良かった〜
いつの間に呼び方が隆二くんになってるしw」
A 「別にいいでしょ。呼び方くらい何だって」
伶菜 「いいと思うよ、隆二くん♡」
強豪バスケ部出身で上下関係に特に厳しくかったAからすれば、
年上の人にくん付けで呼ぶなんて珍しい。
まあ、さすがに彼氏だしね。
A 「うるさいわ」
伶菜 「はいはい。ごめんなさーい」
A 「てかさ、明日伶菜誕生日じゃん。」
伶菜 「そうだね、もう26か〜」
A 「誕生日前日にうちらと飲んで大丈夫なの?」
伶菜 「え??何で?」
A 「いや、日付変わった時は登坂さんと2人一緒にいたいかなー?って思って」
今日はウチで引っ越し前最後のホームパーティーとして私の誕生日を祝ってくれるみたい。
伶菜 「全然平気だよ〜。
ここでみんなとはしゃぐのも最後になると思うし、明日月曜でジム休みじゃん?
だから臣がどっか連れてってくれるみたい」
A 「そっか。
まあ隆二くんとか誘っちゃってるから今さらなんだけどねw」
伶菜 「臣も来るんでしょ?昨日LINEきたよ」
A 「そうそう、誘ったの。」
伶菜 「Aが?」
A 「そうだけど…??
あ、もしかして私が登坂さんにLINEしたから嫉妬した?
悪いけど、私には隆二くんがいるから…」
伶菜 「違うわ!!
Aと臣が話してるとこあんまり見た事ないから言ったの!
そんで最後少し惚気るんじゃないよー」
あまり自分からは男の人に話しかけなかったAが自分から臣を誘うなんてビックリした。
A 「そうかな?結構話す方だと思うけどな登坂さん。」
伶菜 「へぇー。最近は何話したの?」
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作者名:emirin | 作成日時:2016年10月27日 7時