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A 「やっぱ似合ってる^ ^
仕事の時も付けれそうなやつにしたんです〜」
隆二 「確かに!いつもつけるわ〜」
もらった箱をしまってバッグの中から小さな袋を取り出す。
隆二 「じゃあ俺からも」
A 「え、ありがとうございます!」
Aの耳に似合うと思って買った星の形をしたピアス。
A 「すっごい可愛い。ダイアモンドついてる〜」
自分のピアスを外して早速俺のあげたのを着けてくれた
隆二 「うん 可愛いよ。」
俺がそういうと胸にいつも着けているリングの通ったネックレスを左手で掴んで下を向くA
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A 「隆二さん…」
さっき注文したワインをまた飲み干して俺の事を見つめる
隆二 「ん?どうした?」
A 「私、また笑えるようになった今がすっごい楽しいんです。」
ネックレスを握りながら話すAは初めて会った時よりも一皮向けたように見える。
A 「ホントにありがとうございます。」
隆二 「ううん。
今のAの方が悠介さんも喜ぶよ。
今度俺も悠介さんのお墓、行ってもいい?」
A 「行ってくれるんですか?」
隆二 「新しい彼氏紹介しないとでしょ?笑」
そう言うとAはニッコリ笑った。
A 「はい^ ^」
Aの中に悠介さんがいても構わない。
ただAを幸せにするのは今も、
この先もずっと俺でありたい。
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隆二 「ねぇー、なんで酔ってないわけー?
あんな飲んでんのに」
さすがの俺もいい感じに酔ってるけど
Aは顔色一つ変わっていない
A 「酔ってますよー」
全然酔ってないじゃん笑
隆二 「そういえばさ、なんで俺の事隆二さんなのー?」
A 「働いてない時は下の名前で呼びたいじゃないですか〜」
隆二 「そこじゃなくて(笑)
なんか付き合ってんのに距離遠くねー?」
別になんとも思ってないような顔をして見てくるA
隆二 「じゃあせめて君にして!」
A 「えー。」
隆二 「1回!! 1回 隆二くんって呼んでみて?」
ここまできたら意地でも言わせてみたい笑
A 「隆二くん?」
やばっ///
隆二 「うん。これからそう呼んで?お願い!!」
A 「そこまで言うなら…」
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作者名:emirin | 作成日時:2016年4月24日 16時